木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2011年8月27日土曜日

まおゆう魔王勇者 2巻 読了


まおゆう魔王勇者 2巻 読了
~忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀~ 橙乃ままれ/著 エンターブレイン/刊 20110214初版1200円
 数々の薀蓄を披露している「まおゆう」ですが、図書館(日本の)関しての知識は生兵法だったようです。NDC(日本十進分類法)において「300」と表示してあった場合の読みは「サンルイ(3類)」であって「300番」ではありません。「310」は「サンルイ イチモク(3類1目)」で、図書館業界の人は「サン イチ」と呼びます(方言有り)。(59p)
 NDC規則に書いてあります。NDC規則は公立図書館・学校図書館には必ず置いてあり、また大抵の学校図書館に置いてあるであろう、子ども向け図書館案内の図書にも掲載されています。図書館の一族を名乗る“魔王”ですら大半の公立図書館が根拠としている図書資料の並べ方を知らぬとは…。公立図書館のアピールが足りないのか、公立図書館を利用している人が少ないのか、まあ大学で図書館学のコースをとらねば普通は知らないですけどね。因みに国立国会図書館はNDCを使用しておりません。
 しかし、間違いを指摘するフォロアーと編集が居なかったのは不思議。人材が少ないのでしょう。些細な事ではありますが、2版以降には訂正してもらいたいものです。
 
 個人の意識の変革が国を変え時代を変えて行くコンセプトが同じせいか「ご主人様は山猫姫」と似たような経緯を辿りますなぁ。戦争は外交の一部である、と云う有名な一節がやっと浸透してきたとも考えられます。魁は「銀河英雄伝説」でしょうか、それともシュミレーションのビデオ・ゲームが呼び水となっているのかな?
 著者橙乃ままれはもしかして演劇関係出身なのでしょうか?それとも演劇が好きな人なのか、出来のよい脚本を読んでいるよりも小説っぽくアレンジされているのが不思議です。番外編でCDドラマを出してもらえないものでしょうか。拙者の脳内変換では「ラムネ&40」か「宇宙英雄物語」的配役になっていますぞ。

 内容紹介:「まおゆう」の第2巻が早くも登場!話題沸騰の「まおゆう」。書籍化にあたりトップクリエーターが集結し、「もっと面白く、もっと読みやすく、もっとわかりやすく」を合言葉に、総監修、桝田省治氏の指揮のもと「まおゆう」の魅力を最大限に引き出しました!著者の橙乃ままれ氏自身による加筆修正でさらに面白く、文章が横組から縦組になってさらに読みやすく、水玉螢之丞氏のキャラクター原案とtoi8氏のイラストで登場人物たちがさらに輝き、山北篤氏・細江ひろみ氏による脚注で、経済用語や難しい単語もわかりやすくなりました。さらに、SF界の重鎮、笹本祐一氏、新城カズマ氏による対談を付録として収録! おふたりが鋭く「まおゆう」の世界を斬り込みます。
 内容(「BOOK」データベースより):魔王、魔界の族長たちを緊急招集。モテモテ勇者になんと第三の女。青年商人が仕掛けるマネー戦争、もうひとつの戦い。ついに中央vs南部開戦か!?大ピンチに新たなヒーロー登場。
 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 橙乃 ままれ:東京墨東下町生息。00年くらいからインターネットで文章を書く生活を送る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 1巻目紹介:2011年3月14日月曜日
 http://akamaty.blogspot.com/2011/03/blog-post_14.html

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