木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2011年8月13日土曜日

戦塵外史 6巻完結 読了


戦塵外史 6巻完結 読了
~双帝興亡記~ 花田一三六/著 ソフトバンク クリエイティブ/刊 20110831初版750円 GA文庫

 まだ最終日のチェックが終わらん。
 本日は短時間しか居なかったのに体力的にも精神的にも疲労が甚だしい。
 疲れがピークに達した時、自販機に120円飲まれた。これはもう帰れというお告げだろうと思って切り上げる。やはり歳なのだろうか。ちょっと前まで飲まず食わずで一日中ほっつき歩いていたと云うのに。

 行き返りの車中で読んだ一冊「戦塵外史」。著者花田一三六のデビュー作にして出世作シリーズ。角川から出版社を替えての刊行。架空の大陸史を断片的に描いているのでネタは尽きないでしょうし、事実あとがきにもストーリーのストックはあると書いてありますが、一先ず筆をおくとのこと。少々残念な気も致しますが、著者花田一三六の作品はなんと云いますか、この「戦塵外史」のシリーズ以外売れている形跡が見えません。それどころか「戦塵外史」ですらもしかしたら初版止まりなのかもしれません。となれば近いうちに復活の可能性もなきにしもあらずと云った所でしょうか。
 架空の歴史ながら、架空歴史だからこそ、史伝や列伝的エッセンスの粋が凝縮しているような上質な読み応えなうを感じさせてもらえます。中国史や西洋史そして日本史にそれぞれのモデルとなった人物やエピソードもあるのでしょうが、「野を馳せる風のごとく」の主人公があまりにも前田慶次に似ている事を除けば、元ネタが気になるような事はありません。単に拙者が無知なのでしょう。
 最強の手札“ジョーカー”。文字通りの“トリックスター”として描かれています。極東幻影騎士団から流れてきたのかな?

 内容紹介:「この世は、ただ一夜(ひとよ)の夢」道化はそっと囁いた……。兄ヴァルキールと妹アイーシア。兄妹皇帝が織り成す峻烈で壮大な運命の物語!戦乱の大陸を舞台に、花田一三六の描く戦塵外史シリーズ、ここに堂々と完結!
 今日も道化の声が都の大路に響く。曰く、「この世は、ただ一夜(ひとよ)の夢」、と。兄の名はヴァルキール。ガゼルーン帝国皇帝である。妹の名はアイーシア。自身の兄に、北の最果てに放逐された前皇帝である。時にヴァルキール二十歳、アイーシア十八歳のことであった。このままヴァルキールが天下を握ると思われたが、狩る者は常に狩られる者でも ある。日々流転し紡がれていく運命の糸は、やがて二人のみならず、大陸全体を飲み込む巨大な潮流を形づくっていくのであった……。響くのは楽しげな道化の囁き。「よい夢を」戦塵外史シリーズ、堂々の最終巻!(アマゾンより引用)

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