木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2011年7月12日火曜日

ヒストリエ 4巻 読了


ヒストリエ 4巻 読了
岩明均/著 講談社/刊 20070723第1刷533円 アフタヌーンKC
 “積読”ではなく、単にUPするのを忘れていました。
 前半最大の見せ場!船で難破したところを村人に助け出されたエウメネスは、村であたたかくでは無いが迎え入れられ、徐々に己の居場所を得ていきます。そんなある日村が近くの町の有力者により狙われている事が発覚、有力者の軍隊は着々と準備を進め、村も戦の決心を固める中、後の軍政官として戦略戦術眼が試される。
 村を救う事は出来たが、町との今後の関係を修復するため、エウメネス一人が全ての罪を引き受け村を出る。何と云っても策略の種明かしを披露し、憎悪で睨みつける町の指導者と、恩人に感謝の眼差しを向ける村人の見開きページは、人の感情が蔓延していながら止め絵の静かな描写としてマンガ史上屈指の名一コマと云えます。その前後のキャラクター達の演技たるや、まるで映画の名場面を見ているが如く著者岩明均の絶妙な巧さに感激してしまいます。そして村と町を結びつけるために、散らざる得ないエウメネスとサテュラとの恋。これを傑作と云わずして何を傑作と呼ぶのか!しかも物語はこれで前哨戦すら終わっておらず、NHK大河ドラマであればやっと子役から主人公役の役者に代わり未だ青年になったばかりのパートでしかありません。例えるなら秀吉が信長に会う前の話と云えるでしょう。この後何年かかるか分かりませんが、期待が大いに高まります。

 内容説明:『寄生獣』で世を震撼させた岩明均氏が漫画家としてデビューする前から温めていた物語、それがこの『ヒストリエ』。舞台は紀元前、後にアレキサンダー大王の書記官となるエウメネスの波乱に満ちた生涯を描いた歴史大作です。蛮族スキタイの出身でありながらそれを知らず、都市国家カルディアでギリシア人養父母に育てられたエウメネスは、そのおかげでギリシア的教養を身につけることとなる。ある日養父がスキタイ人に殺され、自分の出自を知ったエウメネスは奴隷の身分に落とされてしまう。それが彼の波乱の旅の始まりだったのです。
 著者について 岩明均:1960年7月28日生まれ。東京都出身。1985年、ちばてつや賞入選作品『ゴミの海』が「モーニングオープン増刊」に掲載され、デビュー。『寄生獣』で第17回講談社漫画賞(1993年)、第27回星雲賞コミック部門(1996年)受賞。2003年より「アフタヌーン」にて『ヒストリエ』の連載中。(アマゾンより引用)
(アフタヌーン掲載)

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