木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2010年11月22日月曜日

ミツヨシ完結編 下巻完結 読了

ミツヨシ完結編 下巻 読了
上山徹郎/著 集英社/刊 20101124第1刷762円 Jc.com
 積みっぱなしの未読雑誌を読んでいたのですが、『マガジンSPECIAL 1996年1月号』<奥付には週刊少年マガジン1月9日号増刊 平成8年1月9日発行(臨時増刊)第38巻3号>277pの柱に「ウワサの埋蔵金テッテイ検証! 福島県郡山市の西端、小倉神社の境内脇に不思議な石碑が建っている。小倉は会津蒲生氏時代の金鉱採掘現場。金山では藩に秘密で金塊を隠し、小倉の地に埋めたと言い伝えられている。石碑の文字は隠し場所を示す暗号か。」と書かれていました。拙者郡山市には少々縁がゴザル。されど今まで聞いたためし無し。郡山市の西の市境は猪苗代湖上となり申す。蒲生氏時代の会津藩の藩域に入っている可能性大。地元の知人に聞いてみよう。でも猪苗代周辺は最早中通りではないからなぁ。閑話休題。

 「隻眼獣ミツヨシ」完結です。
 残念ながら壮大な背景世界や人間関係、幕府やら各御家の背景社会舞台設定等は描かれることなく、虫幽士を率いる真田家の者も登場せず、主人公ミツヨシの姉妹間の確執の解消と将軍家お世継ぎの祠千代との関係に終始。虫幽士とも決着をつけ、あくまで主人公視点でのオチが着いての物語完結と相成りました。“絵”と演出の実力から云って時代劇では無い時代劇“風”剣戟アクションの傑作になる可能性があっただけに、少々残念。著者の意識が既に他へ向ったか、出版社の意向か、人気がそれほど出なかったのか、何れにせよ天地人のタイミングを外した惜しい作品になってしまいました。

 内容説明:伝説の伝奇アクション、堂々完結!!
さらわれた祠千代救出のため大酒城に辿り着いた密厳。再会を果たす2人を最凶の虫幽士・殺助が襲撃! 仲間の虫を喰らい力を増した殺助に対し「隻眼」を封じられた密厳に勝機は…!?(アマゾンより引用)
(Jc.com掲載)

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