木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2010年11月12日金曜日

セレスティアルクローズ 1巻 読了

セレスティアルクローズ 1巻 読了
塩野干支郎次/著 講談社/刊 20101109第1刷600円 シリウスKC
 
 とらのあなでセレスティアルクローズ1巻とブロッケンブラッド6巻にイラストカードが付くって聞いて、近所のとらのあなに出向いたのですが、セレスティアルクローズのは入手できませんでした。売り切れたのか、もともと扱っていない店舗なのかわかりませんが、ちょっと残念。閑話休題。

 人が魔と化す事件が発生した時、主神オージンの使いである戦乙女(ヴァルキュリア)が事件を解決する。戦乙女の盾となり武器と成るのは古の血を繋ぐ人々であった。
 と云うわけで、汪宿市の清汪流神社の跡取り“神渡 優”は戦乙女ラーズグリーズの“鎧”となり、共に生活することになった!講談社の『月刊シリウス』に連載開始の新シリーズです。さらに今巻には『月刊シリウス』の別冊ネメシスNo1に掲載された同じ世界の別の場所で同じような出来事が起きていた編も同録。『ネメシス』の看板とも云うべきシリーズの開始ながら、同じ単行本の中に入るとなると、どこかの話数で繋がるのかもしれませんねぇ。それとも、もしかしてネメシスの続編の刊行が覚束無くなったとか。
 現在のマンガ業界のシステムだと、連載作家には必ずアシスタントが付き、一定の実力がつくとノレンワケのようにアシスタントが独立をするための場を出版社が提供します。出版社としては抱えている作家予備軍を死蔵させない為にもまた、志気を高める上にも必要な本となります。本誌で場が提供できればそれにこしたことはないのでしょうが、そうも云っていられなくなって増刊とか別冊とか作り出すんですよね。その辺は「バクマン。」の方が詳しくて正確な情報が描かれています。無論読者層の拡大を狙っての出版もあります。ネメシスにいたっては、メディアの融合を目指した『マガジンZ』のファンタジーや冒険色の強い別冊として『シリウス』を刊行したら、本誌であった『マガジンZ』の売上より伸び、マガジンZの休刊となりました。そのシリウスも読者層の拡大を狙ってか、やや年上向きにを意識した別冊として「ネメシス」を刊行したのではないでしょうか。シリウス・ネメシス両方に今まで講談社と関係を持っていなかった著者塩野干支郎次を持ってくるなんて、余程実力を買われているのか、編集者にファンでもいるのか、今だアニメ化した作品すら無いのに大したものです。

 内容説明:母を喪い「汪宿市」に帰郷した少年・神渡優。謎の美少女・ラーズグリーズと出会ったことから、神なる者と人たる者が織り成す、壮大なる戦いの渦中へ巻き込まれていく…!! 『ユーベルブラット』、『ブロッケンブラッド』で名を馳せた塩野干支郎次が描き出す、渾身のファンタジー・アクション!!
 著者について:塩野干支郎次 1976年9月16日長野県生まれ。2001年のデビュー以降、シリアスなSFから異色ギャグ 漫画まで、様々な作品を描き続け、幅広い読者の支持を得る。代表作はダークファンタジー巨篇『ユーベルブラット』、女装男子ジャンルの先駆けになった『ブロッケンブラッ ド』など多数。

[HP/ブログ]
「ethereal shine」→ http://es01.jp/
(アマゾンより引用)
(『月刊少年シリウス』『ネメシスNo.1』掲載)

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