木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2020年4月23日木曜日

大東亜会議の真実 読了

大東亜会議の真実 読了
~アジアの解放と独立を目指して~ 深田祐介/著 PHP研究所/刊 20040331第1版800円 PHP新書
 「黎明の世紀‐大東亜会議とその主役たち」加筆修正。
 大東亜戦争中日本の敗色が濃くなった昭和18年満州国、中華民国、タイ国、フィリピン国、ビルマ国、自由印度仮政府の首脳が東京に集まって民族自決を謳った会議。 民族自決を唱えようとも、大日本帝国が主催している以上ヒモ付きと考えるのが普通ではあるが、建前とは云え、欧米の植民地だった各国が独立を語っているところがミソ。帝国主義の白人国家には許せることではない。
 大義もなにもあったもんでなく、主にUSAの圧力に負けて戦争をしてしまった日本が、後から思いついた(もしくはこれしか無かった)植民地解放の大義名分の大々的セレモニー。
 でもやった以上記録は残る。
 第二次世界大戦前、国際連盟に人種差別撤廃を云ったらUSAに拒否されたから日本は名誉ある戦争を選んだんだと、とある南米の国でネットに書いてくれていた。当の日本人が忘れている事でも、記録に残っている限り評価してくれる人はいる。大東亜会議と云うものがあった事など当の日本人が忘れてしまった(もしくは忘れさせられた)事も、善悪の判断は読む人に任せて、ネットに残せば評価してくれる人々がいるはずだろう。

(以下アマゾンより引用)
 内容(「BOOK」データベースより)昭和十八年十一月、戦時下の東京にタイ、ビルマ、インド、フィリピン、中国、満州国の六首脳が集まり、大東亜会議が開催された。史上初めて一堂に会したアジア諸国の代表が「白人支配からの解放」を高らかに謳いあげた時、日本の戦争は、欧米帝国主義を模倣して権益を追求する侵略戦争から、アジア民族解放の大義ある戦争へと大きく性質を変えたのであった―。“東京裁判史観の虚偽”を正し、大東亜会議が「アジアの傀儡を集めた茶番劇」ではけっしてなかったことを明らかにする画期的労作。
 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)深田/祐介:1931年、東京麹町生まれ。早稲田大学法学部卒業。日本航空に入り、ロンドン駐在、広報室次長を経て作家活動に入る。58年「あざやかなひとびと」で文学界新人賞、76年『新西洋事情』で大宅壮一ノンフィクション賞、82年『炎熱商人』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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