木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2011年6月26日日曜日

X-MEN:ファースト・ジェネレーション 観了


X-MEN:ファースト・ジェネレーション 観了
 映画「X-MEN」三部作で二派に分かれ戦うミュータント達のリーダー双方の出会いを別れを描くシリーズ四作目。
 三部作においては超能力者達の学園を舞台としながらも、風来坊のウルヴァリンと最前線で戦える中堅の学園の先生方が物語りの中心となってしまい、生徒達が単なる足枷か予備軍としての活躍しか描けませんでした。強力な力を持っているだけの“人間”として社会システムの変革を内側からするか、外側から行うかで火花を散らす二つの超能力者団体の葛藤を描いた印象が強く残りました。もし日本で作ったら子ども達を物語の中心におき、明るい子ども達の未来に希望を持たせて終わったことでしょう。設定を借用しつつ全く別物を創り出してしまう“日本”のお家芸本歌取り。「絶対可憐チルドレン」が正にそうではないでしょうか。
 ストーリーとしては“マグニートー”誕生の物語。確かに未来のマグニートーやプロフェッサーXに似ているけど、車椅子なのでマグニートーと並んで立ったシーンは無いけど、プロフェッサーXの方が背は高くないですかね?
 悪役のケヴィン・ベーコンが元ナチスとして独逸語は話すは、ロシア語は話すはでカッコイイ悪役を演じています。やはり悪役が強く暗く輝かないと正義の味方がかっこよくならないですよね。今回のケヴィン・ベーコンは、かかって来いヒヨッ子ども、みたいな感じで素敵。
 主人公達が操る最新鋭秘密兵器が“ロッキードSR-71ブラックバード”。戦略偵察機としてカッ飛ぶしか能の無い機体が低速で旋回までしてしまう超特撮。実用機としてはSR-71のデザインが究極なカッコ良さでしょう。「トランスフォーマー/リベンジ」でコンボイ指令が勇者シリーズのロボットの用にSR-71を背負ってしまうのも、考えている事は皆同じだからではありますまいか。SR-71の確認のため今回ウィキをのぞいてみたら暖機運転に24時間必要だとか。スクランブルは無い戦略偵察機だからこそ出来る芸当でしょう。因みに戦略偵察機を実用化し運用していたのは大日本帝国に端を発します。飛行機そのものの活用が戦場での偵察行動から始まている事を考えれば戦略偵察は当たり前の話ではあるのですが、あえて高速長距離用飛行機を作ってしまうところもまた日本人の道具へのこだわりが見受けられるようです。
 時間を遡っての作品であるため、逆算的なサービスカットが多数存在します。下記キャストに
役名無し(笑)の“ヒュー・ジャックマン”の名が!そうだった彼はベトナム戦争によって“武器”を文字通り身に付けるのでしたね。今回のヒロインはミスティークなんですが、そこまで描く時間が無かったのでしょう、ちょっと残念。
 前三部作を見た人にはオススメです。

(以下yahooより引用)
原題: X-MEN: FIRST CLASS
製作年度: 2011年
別題: -
製作国・地域: アメリカ
上映時間: 131分
スタッフ
監督:マシュー・ヴォーン
製作総指揮:スタン・リー 、タルキン・パック
原作:-
音楽:ヘンリー・ジャックマン
脚本:マシュー・ヴォーン 、ジェーン・ゴールドマン

キャスト
ジェームズ・マカヴォイ(チャールズ・エグゼビア(プロフェッサーX))
マイケル・ファスベンダー(エリック・レーンシャー(マグニートー))
ケヴィン・ベーコン(セバスチャン・ショウ)
ローズ・バーン(モイラ・マクタガート)
ジャニュアリー・ジョーンズ(エマ・フロスト)
オリヴァー・プラット(CIAエージェント)
ジェニファー・ローレンス(レイブン・ダークホルム(ミスティーク))
ニコラス・ホルト(ハンク・マッコイ(ビースト))
ゾーイ・クラヴィッツ(エンジェル・サルバドール(エンジェル))
ルーカス・ティル(アレックス・サマーズ(ハボック))
ジェイソン・フレミング(アザゼル)
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ(ショーン・キャシディ(バンシー))
エディ・ガテギ(アルマンド・ムニョス(ダーウィン))
アレックス・ゴンサレス(クエステッド(リップタイド))
ローレンス・ベルチャー(チャールズ・エグゼビア(少年期))
ビル・ミルナー(エリック・レーンシャー(少年期))
グレン・モーシャワー(ヘンドリー大佐)
マット・クレイヴン(CIA長官)
レイ・ワイズ(-)
マイケル・アイアンサイド(-)
ドン・クリーチ(ストライカー・Sr)
ヒュー・ジャックマン(-)
レベッカ・ローミン(-)
 解説: 遺伝子の突然変異で超人的パワーが覚せいしたミュータントの苦悩と冒険を描いたSFアクションムービー。今作では、X-MENの起源に焦点を絞り、ミュータント第一世代のドラマを壮絶なVFXアクションと衝撃のストーリーで活写する。『キック・アス』のマシュー・ヴォーンが監督を務めるほか、シリーズの立役者ブライアン・シンガーが製作として本作に復帰。『ウォンテッド』のジェームズ・マカヴォイ、『イングロリアス・バスターズ』のマイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、ケヴィン・ベーコンら実力派キャストの激闘に注目。
シネマトゥデイ(外部リンク)
 あらすじ: 裕福な家に生まれ、名門大学に通うチャールズ(ジェームズ・マカヴォイ)は強力なテレパシーを使うことができるミュータントだったが、自分と同じような能力を持つ者の存在に気付き始めていた。やがて強力な磁力を発生させ、金属を自在に操ることのできるエリック(マイケル・ファスベンダー)と出会う。彼らは親友となり、自分たちと同じような若者たちを探し始めるが……。シネマトゥデイ(外部リンク)

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