木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2011年4月6日水曜日

桜蘭高校ホスト部 18巻完結 読了


桜蘭高校ホスト部 18巻完結 読了
葉鳥ビスコ/著 白泉社/刊 20110410第1刷400円 花とゆめCOMICS
 テレビアニメ「とある魔術の禁書目録Ⅱ」最終回視聴。主人公の活躍が減り、敵だった野郎の存在感が増して、科学学園都市が宗派との全面戦争を予感させるだけで、謎の一つも解かず終了。第三部はいつからなんでしょうね。原作のあらすじを知っていると、一号ライダーはブラジルへ、二号ライダーを敵組織から奪回したような感じかなぁ、なんて考えてみたり、それとも原作展開的にはカメバズーカと共に自爆なのでしょうか、みたいな。新番組「ドッグデイズ」視聴。召喚された異世界で風雲たけし城を守る話。なんか出オチと云うか第一話が全てのような気がするのは何故でしょうか。「花咲くいろは」視聴。銃も魔法も異世界も出ない真っ当なドラマ。ある種アニメで演る必要があまり感じられないのですが。AKBにでも演らせてOKなんじゃないですか?その分アニメの作品としては骨太で見応えあり。これで作画が低下したら見所が無くなりますナ。「日常」視聴。15分番組の方がインパクトがあって良さそう。「シュタインズゲート」視聴。オカルト学園系列でしょうか?

 桜蘭高校ホスト部が終了してしまいました。白馬に乗った王子様は、一見軽薄そううながら、友誼に熱く家庭内不和を抱えながらもポジティブに生きる好青年。ヒョンな事から王子様が主催する高校の部活“ホスト部”へ入部することになった貧乏な男装の少女ハルヒは、真の意味でのセレブ達に囲まれて、セレブと庶民のギャップを感じつつ高校生活をおくるのでした。
 ヒロインながらマイペースな正確設定のためか、感情表現豊かなホスト部の面々が活躍するコメディ・シリーズ。男の子向けファンタジーがここではないどこかでの冒険譚に対し、女の子向けファンタジーは、今とは違う自分に成るのではないかと思います。ただ後者の場合“違う自分”とは別人に成るのではなく、階級の上昇です。ただし、男の場合は才能の開花や努力の結果による他者からの認定に対し、女の場合は同じく他者からの認定ではあっても、努力の結果とは云い難い部分があります。但し、これはジェンダー的と云うか、そのような社会的価値観をメディアが再生産していると考えるのが妥当です。己の実力と、玉の輿に乗る事は別物だと考えるのは、拙者が男性だからなのでしょうか。そうでもしない限り被支配者層の人々が支配者層に認めてもらう機会が無いせいかもしれません。男性諸氏が少女マンガに感情移入出来ない理由の一つにあげられないでしょうか
 なにはともあれ、不器用な両思いな二人が、二人の気持ちを確かめ合って終わりではなく、シンデレラの後日譚みたいな一冊になっています。いろんな意味で良かった。

 内容紹介:母との再会後、ハルヒに告白された環。想いを確かめ合った2人の初デートは…。そしてボストン留学を迷うハルヒに環は!?一方、ホスト部主催の仮面舞踏会で、ハルヒは秘密を打ち明ける!周囲の反感、そして衝撃の…!?感動&爆笑必死!!特別編も収録の最終巻。(カバー裏表紙より引用)
(LaLa掲載)

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