木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2010年10月17日日曜日

狼と香辛料 15巻 読了

狼と香辛料 15巻 読了
~太陽の金貨<上>~ 支倉凍砂/著 アスキー・メディアワークス/刊 20100910初版550円 電撃文庫
 東方見聞録が出版されたであろう中世ヨーロッパの北方を舞台イメージしたファンタジー。若き行商人ロレンスが少女にしか見えない古き狼の精霊神ホロを、ホロの故郷ヨイツへ送り届ける約束をして二人で旅をするストーリー。貨幣経済の発達がロレンス達の新たな時代の台頭を、そしてホロ達旧世界の崩壊と時代の変遷を縦軸に、二人の淡い恋心を紡ぐストーリー。
 神々の庇護を手にいれたロレンスは、ある意味イカサマに近い“力”を手にしているのですが、人としての則を越えないことで神の愛を授かっている禁欲的精神が“商人道”的なキャラクターの造型となっているのでしょう。
 物語はいよいよホロの故郷の近くへと、佳境になってまいりました。最近のライトノベルの中では背景世界をシッカリと作り上げ古典的とは云え経済問題を扱う骨太なストーリー。少々巻数が多い作品ではありますが、是非ともシリーズを通しての読破をオススメします。
 
 内容紹介:(「BOOK」データベースより)ホロの仲間の名を冠す『ミューリ傭兵団』。彼らに会うため、ロレンスたちは鉱物商・デバウ商会が牛耳るレスコの町を訪れることになる。デバウ商会には、北の地の征服を企んでいるとも、さらなる鉱山開発を進めようとしているとも噂があり、そのため商会は町に武力を集めているという。だがロレンスとホロが訪れた町は、意外にも活気に溢れた平和な様子だった。訝しがりつつもロレンスたちは、ミューリ傭兵団が滞在する宿屋を目指すことに。そこで二人が出会った人物とは―?北を目指す狼神ホロと行商人ロレンスの旅は、いよいよ最終章へ突入する―。
 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より):支倉 凍砂 1982年12月27日生まれ。第12回電撃小説大賞・銀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)(アマゾンより引用)


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