木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2019年7月19日金曜日

自治体コンプライアンスの基礎 読了

自治体コンプライアンスの基礎 読了
 岡田博史/著 北村喜宣・山口道昭・出石稔/編 有斐閣/刊 20170929初版2600円 地方自治・実務入門シリーズ
 自治体職員による自治体職員向けの専門書。
 昨今コンプライアンスと云われ、各自治体もそれなりに取り組んではいるが、多くの職員に浸透しているかと云われると、実はそんなことはない。コンプライアンスに限らず、法は守って尊ぶものではなく、道具として如何に活用するかが本書の主眼になっていると思われる。
 コンプライアンスは極端な話、各人の生活マナーの延長であって、遅刻をするな、ネットを見るな、犯罪に手を染めるな、等と云うのを保育園の先生ではあるまいし、社会人にいちいち説くのは間違っていると思うが、それは一般論であって、今の時代文字通り箸の持ち方から教えないと、役に立たない新人職員が多数存在する。「自律」云々はその後の話になってしまうのだ。
 そしてコンプライアンスの肝の一つは、根拠は法におく点。案外、慣習や惰性で仕事をこなしており、外部からの指摘を受けて初めて根拠について考えるケースが多々ある。ルールが多くなると不便なのだが、己を守るためにもルール作りが必要であり、そのルールを守り運用するためには常に周りの人々と確認し合う必要が生じる。その為の話し合いをするためにコンプライアンスと云う制度が必要とされているのだろう。
(以下アマゾンより引用)
 内容紹介:自治体職員必読の一冊。自治体職員にとってのコンプライアンスとは何か。また,いかにしてそれを実践するか。ことわざを用いて大枠のイメージを示すとともに,具体例を豊富に紹介することで自治体実務に役立つ知識をわかりやすく提供する。現役職員,地方公務員を目指す学生必携の書。
 内容(「BOOK」データベースより)自治体職員に求められるコンプライアンスとは。著者の長年にわたる経験に裏打ちされたコンプライアンスの理論と実践の最前線を解説。自治体職員にとって判断と行動の基礎となるコンプライアンスを学ぶ必読書。
 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)岡田/博史:1966年生まれ。1990年京都大学法学部卒業、松下電器産業株式会社入社。1992年京都市役所入庁。2009年行財政局コンプライアンス推進室副室長。2013年行財政局総務部法制課長。2017年より行財政局資産活用推進室長
 北村/喜宣:上智大学法学部教授
 山口/道昭:立正大学法学部教授
 出石/稔 :関東学院大学法学部教授
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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