木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2011年1月2日日曜日

六人の兇王子 3巻 読了

六人の兇王子 3巻 読了
~SEI PRINCIPI GUAIO volume three-ヴァキオの嵐- ~ 荻野目悠樹/著 幻冬舎/刊 20101130第1刷900円 幻狼ファンタジアノベルス
 <家>(ラ・ファミリア)と名乗る組織に集められた六人の赤ん坊は兇王子(改造人間)として世界を破滅させるために育てられていた。六人の内の一人ギヴァは、養育係の夫婦に攫われ市井の人間として育てられていたが、<家>(ラ・ファミリア)に捕まり育ての親は殺され改造されてしまう。イタリアを思わせる半島では小国が興亡を繰り返していた。青年になった六人の改造人間達は小国を滅ぼすため送り出されたが、ギヴァは良心の呵責に耐えかね<家>(ラ・ファミリア)を裏切り組織の追われる身となる。同じ改造人間である<病の司祭>(サチエルドテ・デッラ・マラティーア)と<快楽の宗主>(ソヴラノ・ヴォルトウォーゾ)を倒しはしたが、<家>(ラ・ファミリア)と改造人間としての兇王子達の力は国を滅ぼし罪も無い人々の命を奪い、ギヴァ達に関わった人々を不幸にしていくのだった。
 いきなり3巻からの紹介です。拙者の記憶によれば、元々は集英社のコバルト文庫でシリーズ2巻目で未完のままになっていたはずです。一応著者荻野目悠樹の初出本は全て目を通していので、読んでいるはずなのですが、何と云っても前世紀の話なのでなんともはや。1,2も加筆改訂版ならば入手しても良いんですけど、コバルト版と同じようなので、書き下ろしとなった3巻から入手しました。「ソードギャラクシー」と異なり小ぢんまりと終わらなそうなので今後の展開が楽しみです。

 冬コミで入手した同人誌紹介。
 産直あづまマガジン増刊「ふらふらひでお絵日記」 吾妻ひでお/著 アズママガジン社/発行 2010.11 B5版 表紙込56p 木曜日東ロ37b「SFアラモード」だったのかロ38a「スーパーガールカンパニー」のどちらで入手したのか忘れた。
 超ベテラン・マンガ家「吾妻ひでお」の同人誌。まえがきによるとネットで公開している鉛筆書き絵日記をまとめたものらしいです。流石にご本人はブースにいませんでした。コミケットと著者吾妻ひでおは因縁深からぬ間柄で、昭和時代に伝説の「ミャアちゃん官能写真集」と云う同人誌を発行しています。その辺の事情は流石に拙者も地方で学生をしていたので解りません。ただコミケ出身マンガ家がコミケから足を洗わないとか戻って来たのとは異なり、既に名を為したプロ・マンガ家がコミケに来る魁とも云うべき存在ではないでしょうか。アシスタントがその関係だったのか、著者自身がSF小説系の作家達と関係が深かったために同人誌に対し親和性を持っていたのかもしれません。
 3コママンガの桜の木の下から女子高生と共に腐食したガス管を発見したその対処があまりにもリアルで大笑い。「失踪日記」を思い出してしまいました。
 吾妻ひでお展
 「吾妻ひでお美少女実験室」
 会場:明治大学博物館特別展示室(駿河台キャンパスアカデミーコモン地下1階)
 期間:2011年4月23日(土)~5月23日(月)
 「吾妻ひでおマニアックス」
 会場:米沢嘉博記念図書館1階展示コーナー
 期間:2011年2月4日(金)~5月29日(日)
 
 内容紹介:苦戦の末<快楽の宗主>サーリフを斃したギヴァだったが、その傷は深く、いまだ身体に残る毒素を抜くため、山中に身を潜めていた。だがその前に、ギヴァとサーリフの戦いで主を喪った女騎士カテリナと、親友ヴァイサルの仇討ちに燃える<竜王>ヴァキオが立ちだはだかる!圧倒的な力を誇る<竜王>の猛攻にギヴァの命運は-!!壮大なスケールで綴られるダークファンタジー、待望の第3巻!(カバー裏表紙より引用)


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