木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2010年12月17日金曜日

ヴォイニッチホテル 1巻 読了

ヴォイニッチホテル 1巻 読了
道満晴明/著 秋田書店/刊 20101205初版552円 ヤングチャンピオン烈コミックス

 大人しか読めないマンガではベテランの域に達している著者道満晴明もやっとこれで一般誌デビューだ、と思いましたが、本書カバー折り返しにあるヤングチャンピオン烈コミックス・ラインナップの著者を眺めると、なんだか大人しか見ることの出来ない雑誌の目次を眺めているような気になります。限りなく黒に近いグレーなのか!?

 拙者の部屋は何処も本が平積みにされており、本の上部は色々なモノが積み重ねられています。その中に洗濯物を畳む場所がありまして、何気に洗濯物の下にある本を手に取ってみたら(新刊書には全て紙カバーをかけてある)著者道満晴明四冊目の単行本「くぢら」19981225初版でした。無論大人しか買ってはいけない本です。現在の方がより洗練されているんですけど、絵柄が良い意味で変わってなくて驚きました。今も昔も男性向けヘンタイマンガなのですが、色艶が無いといいましょうか、根本がナンセンス・ギャグなのか、悶々とした劣情感を持ちにくいマンガになっています。下品な言葉を使用しても生きる事の“切なさ”すら感てしまいます。一般向け作品でこそこの“切なさ”は活かせられると思いますので、今作品には期待できそうです。一般受けするかどうかは請け負えませんが。

 マンガ専門店とらのあなではイラストカード同封。おそらく、生涯で唯一の『1巻』と付く単行本なのでブックオフに売らずに大事にしてやって下さい。」と云う著者メッセージに落涙。よりぬき水爆さん以外の単行本は全部買っていますから、頑張ってください。
 内容紹介:太平洋の南西に浮かぶ小国・ブレフスキュ島。この小さな島のホテルが舞台。陽光降り注ぐ、のんびりした南国ムードの中、エキセントリックな宿泊客達が織りなす悲喜交々人間ドラマ。

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