木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2010年12月8日水曜日

みくもとかさね 1巻 読了

みくもとかさね 1巻 読了
山崎峰水/著 少年画報社/刊 20101215初版571円 Ours Comics
 「おとめ妖怪 ざくろ」第10話~かげ、追々~と「侵略!イカ娘」第10話~てるてる坊主じゃなイカ?(他2本)~を録り損ねた。イカを見るために一週間過ぎるのが楽しみにしていたのに。喜び勇んで帰宅して、TVを前に意気消沈。ネットで公開されているのはわかっているし、オカルト学園とかネットで見たけど、拙者の自宅は“ダイヤルアップ”なのぢゃ!出かけねば見ること叶わじ。ブログを毎日UPなんかしてヒマこいているように思えるでしょうが、普通にサラリーマンやってますんで、ネット環境の整った場所に出かけるのは運が良くて2週間後…。普段「おとめ妖怪 ざくろ」の裏番組となっている「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」第10話~俺の妹がこんなにコスプレなわけがない~を見ることが出来ただけでも怪我の功名と思うしかあるまい。

 さて「みくもとかさね」。初めに見たときは大塚某が原作している新シリーズのオカルト・マンガかと思ってしまいましたが、雑誌掲載時にグイグイと読まされて単行本が出たら買いに行ってました。
 ホット&クールな男子高校生コンビによる、妖怪退治アクション。特殊な能力があるわけではなく、普通の人には見えないモノが見え聞こえない声を聞く二人は、出会うべくして出会い、此世と常世の架け橋となる。弓道部員の神鳥美雲は家業もまた弓具店であり退魔の矢を作る祖父を持ち、井上累は兄妹で神隠しに会い妹を失った過去を持つ。
 一話完結型の物語構成。第一巻では何と云っても「大百足」の話が圧巻。
 人間は想像力に富む生き物ですが、意外と即物的に出来ており、見たことの無いモノは想像できなかったりします。イメージが掴めないのでしょう。想像力を広げる為には何か具体的なモノを参考にせざるを得ず、逆に辿れば何をモデルにしたのかを理解しうると云う事です。そんな中で全国各地に存在する“百足”の伝説、特に山にとぐろを巻く程に巨大な百足と戦ったり退治されたりする話はイメージが掴めず困惑しっぱなしでした。しかし本作品の様な解釈ならば宜なり。
 今後二人の因縁が関わってくるのは当然として、物語がどう転がっていくのか、今巻は“序”の部分でしか無いと思えるので期待できそうな予感がします。

 内容紹介:霊感高校生。神鳥美雲は或る日、緑色のひとつ目の霊が取り憑き、そしてついには、その霊が弓道部の練習中に美雲を操り、女子部員に矢が当たりそうになる事件がおこる…。そんな時、美雲の前に怪しげな転校生・井上累が現れ、おかしな現象の説明を始めるのであった……。山崎峰水が贈る、渾身の伝奇ホラー第1巻。(カバー裏表紙より引用)
(ヤングキングOURS掲載)

0 件のコメント:

コメントを投稿