木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2010年9月21日火曜日

ハチワンダイバー16&17巻 読了

ハチワンダイバー16&17巻 読了
柴田ヨクサル/著 集英社/刊 各20100922第1刷514円 ヤングジャンプ・コミックス

 興に乗って下書きを書いていたら、日がかわってしまいました。無念

 16巻17巻同時発売ですか!?コツコツ出してくれた方が財布の中身もいきなり無くならずに良いのに、と思いつつも読んで考えを改めました。編集者とすれば、確かに二冊同時に読んだ方が面白い。16巻においてヒロインがピンチに陥り、17巻においては主人公が全力でヒロインを助けに行く。これぞ“物語”の王道!だがしかし、言葉で書くのは簡単でも、マンガで表現するのは至難の業と云えます。それを将棋と云う見た目地味なゲームでかくも文字通り“命をかけた”勝負を描き出すとは!!苦難の試練をヒロインの名を叫びながら突破して行くのが良いですね、未来少年しかり天空の城しかりもののけしかり、って宮崎駿ばかりですけど。
 こう云ってはなんですが、冒険とヒロインがストレートに=で繋がるのは米国映画か宮崎駿くらいしか残っていないのではないでしょうか。おそらく戦後の作家では描けないのではないかと思います。例えば戦前の、海外へ飛躍、大陸浪人、馬賊、と云った海の外の“夢”が、戦後では単に“国外”になってしまい、少年が夢を描く余地が無くなったのと関係があるような気がします。閑話休題。
 本編がここまで盛り上っておきながら、作者のペンタッチが変化していませんか?トーンの映りが妙に綺麗でキャラクターの主線が細かく見えるのは、もしかしてコンピュータを導入したのでしょうか!?道具が日々進化するのは仕方が無いし、脚本・演出・作画を一人でこなしているマンガ家の作業量が減ることは、それだけ内容の充実に繋がるわけですから、歓迎すべきことなのですが、“絵”が綺麗になることが必ずしも内容の熱量を高める事と比例しているとは限らないのが、マンガの面白い所とも云えます。
 18巻が待ち遠しい!
 中扉は16巻はいいけど、17巻だけでは意味が無い!表紙に対抗しているんでしょうけど。

 ハチワンダイバー 16内容説明:そよを先頭に、破竹の勢いで突き進む「モンジ隊」だったが、鬼将会のドン、谷生がそよに問答無用の勝負を挑んでくる! 己の鬼将会入りを賭けた緊迫の一戦、彼女は勝利を手にできるのか!? 将棋の鬼に戦慄する16巻!
 ハチワンダイバー 17内容説明:谷生にそよを奪われた菅田は彼女を奪還すべく、力技で鬼将会ビルの階上へ上がる! 暗殺部隊が目を光らせる異空間で、菅田は謎の男との100時間将棋へ挑むが、限界を超えた対局の末に命が!? 魂が咆哮するド迫力の17巻!!


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