木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2011年5月10日火曜日

ヴィンランド・サガ 10巻 読了


ヴィンランド・サガ 10巻 読了
幸村誠/著 講談社/刊 20110422第1刷581円 アフタヌーンKC
 「ヴィンランド・サガ」が表紙の『アフタヌーン』2011年6月号。「ラブやん」の中で「チックショウ肉体言語で勝負してくれるわ~~~~~ッ!!」と「百舌谷さん逆上する」の中で「いざ肉体言語で語るとしよう」と、“肉体言語”って何かリアルで流行っていたりするのでしょうか?それとも『アフタヌーン』編集部か作家さん達の中で何かがあったとか?
 新連載「天地明察」。冲方丁をマンガ化した中では一番期待できるかも。
 「からん」が最終回とは!ストーリー的に盛り上がってきて最近楽しみになってきた矢先に終了とは…。もしかして打ち切り?もったいねー。

 ヴァイキングの一族の属するトルフィンを主人公とした大河ドラマ。NHK大河ドラマの定番的展開として、先ず父親の物語から始まり、苦労した少年時代、そして己の足で己の人生を踏み出す青年時代へと展開してまいりました。例えるならば成人の儀式は子どもから大人への通過の儀式であり、それは洋の東西を問わず死と再生を追体験する行為でもあります。トルフィンは今巻で正に死と再生を体験したと云えるのではないでしょうか。連載時に比べ加筆等が行われていますので、是非単行本の入手をオススメします。
 此処“がちょーん”で繰り返し述べていますが、小説家であれマンガ家であれ、人の一生全てを描ききるのは並大抵の努力と才能では完成させることは出来ません。普通の人は自分の人生を使い切て一つの物語を完成させるだけなのに、作家は自分の人生以外に別の人生を生み出さねばなりませんし、物語の創作上は作中人物の人生の追体験をしていると云っても良いかもしれません。架空とは云え他人の人生を作ってしまうわけですから、そうそう数を生み出せるわけがありません。人の引き出しは少ないのです。拙者は公式に合わせて説明していますが、一流の作家は意識せずに身につけているから恐ろしいと云いましょうか、凄いと云うか、素晴らしい。しかして著者幸村誠は、どう考えてもトルフィンを中心にトルフィンの生きた時代を丸ごと描こうとしています。一年間約50話弱の時間制限のあるNHKのドラマの場合だと今巻くらいまでで二ヶ月8話分、下手をすれば一ヶ月4話分くらいでしょうか。と云うことは60巻くらい続くのでしょうかね?今後トルフィンが農夫のまま過せるとは到底思えず、その血筋や成長過程から、イングランド王にしてデンマーク王となるクヌート王の仲間になるのか敵対するのか、どちらにせよ歴史の表舞台に立つような状況になると推測していますが、良い意味で拙者を裏切って欲しいものです。

 内容説明:11世紀、北欧の地は、蛮族と恐れられたヴァイキングにより戦火にまみれていた。
その中に、父親を殺され、復讐のため戦場を駆け抜けた少年・トルフィンがいた。彼は仇敵・アシェラッドを殺すために生き、生きるために戦った。だが、イングランド王位をめぐる争いの中でアシェラッドは不慮の死を遂げる。唯一の希望を失い、奴隷に身をやつしたトルフィンはそれでもなお安息と豊穣の地、ヴィンランドを思い描く。心休まる日はいつ訪れるのか。”本当の戦士”の物語が紡がれていく。
 奴隷に身を落とし、何の希望もなく生きるトルフィン。人生で初めてできた友と、彼は森を切り拓き麦を作る静かな毎日を送っていた。そんな時、何者かによって畑が根こそぎ荒らされていることが判明。明らかな悪意を前に彼は、首謀者と思しき奉公人を怒りにまかせ殴り倒してしまう。またしても暴力に頼ってしまった彼は父の言葉「本当の戦士」の意味を悟り、新たな人生をつかみ取ることを決意する!奴隷編〈前章〉クライマックス!
 著者について:幸村誠 1976年5月4日生まれ。神奈川県横浜市出身。血液型:B型。『プラネテス』(モーニング掲載)でデビュー。代表作は、『プラネテス』『ヴィランド・サガ』(アフタヌーン連載中)。2002年、第33回星雲賞コミック部門賞受賞。座右の銘:「あ、一瞬待ってください、じゃ半日でもいいです」(アマゾンより引用)
(アフタヌーン掲載)

1 件のコメント:

  1. ボンクラえたーなるマイスター2011年5月11日 9:13

    コメント書いたのに消えてた

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