木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2010年6月23日水曜日

星屑番外地 2巻 読了

星屑番外地 2巻 読了
イダタツヒコ/著 小学館/刊 20100623初版533円 サンデーGXコミックス
 宇宙から飛来した物体により地球の治外法権地帯として生まれ変わった怖巻市。その中心に虚壷(ウロコ)神社があった。地球人や宇宙人の入り混じるこの街で神社の巫女である紗乙女烈香はバット片手に地球人や宇宙人の入り混じるこの街で、人の手から溢れた難問珍問を解決していくのだった。
 “先史文明のロストテクノロジー”と解説される“ショゴス細胞”が「テケリ」と何やら発音しているので、やはりクトゥルー神話をベースに、星間戦争の片隅に地球が存在している世界観みたいです。高度な科学は魔法と区別がつかなくなる例のもれず、呪術と超科学との合一。よくあるパターンとは思いますが、日本国内では繰り返されるモチーフではありながら、現実世界に目を向けると西洋文明と東洋文明を上手くミックスし成功した唯一の国家日本も似たようなものなのかもしれません。
 表紙を見ると(左上に表示してあるのはカバー絵。表紙とは書籍の外装の開く側の面。因みに国立国会図書館では所蔵スペースを一㍉でも増やすためカバーの保存はしない。一般の公立図書館ではカバーの有無で意外と貸出数が異なる)おそらく著者のお遊びであろう画像が表示されています。「美女と野獣」のタイトルの付け方にしろ現シリーズにしろ、著者イダタツヒコが映画好きであることは一目瞭然であり、実写映画を撮影してもそれなりの才能を示すであろう事は想像に難く無い。日本のマンガ産業の隆盛は、他諸国では映画映像産業を担ったであろう若き才能が出版業界に流れたためであろう。市場として縮小傾向にある出版業さらにその一角のマンガ業界も縮小再生産のサイクルにならないことを祈るだけです。
 内容紹介:凶悪巫女が特製バットで悪を祓う!!巳楢木県怖巻市ーーそこは人呼んで「星屑番外地」と呼ばれ、地球人と異星人と魔が同居する緩衝地帯。凶悪巫女・紗乙女烈香は、この街のトラブルバスターとして大幣代わりの特製バットで悪を祓うのであった!!!宇宙人だろうが、地球人だろうが、問答無用!!烈香の打撃がますます冴える場外乱闘必至の第2集!!!
 編集担当者からのおすすめ情報:『美女で野獣』『XBLADE(作画/士貴智志)』などのイダタツヒコが放つ最新超打撃系アクション『星屑番外地』第2集が登場!!第1集では、『鋼の錬金術師』の荒川弘氏の推薦オビを頂き、その 面白さはお墨付き!最新第2集では、ヒロイン烈香を邪魔しようと、宿命のライバルくるめが表に裏に暗躍しまくり!!街をも揺るがす痛快無比の大アクションが全ページに渡り展開!!『美女で野獣』ファンには、嬉しいカメオ(!?)出演もありますよ!!(小学館ホームページより引用)
(月刊サンデーGXに掲載)
 

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