2010年12月15日水曜日
Nシップ 読了
Nシップ 読了
M.WOLVERINE/著 イカロス出版/刊 20101030初版952円
先だって東京ビッグサイトで開催された「トレジャーフェスタin有明4」に行って来ました。ワンフェスより規模が小さくて入場料が高い分、一般参加者が少なくじっくり見て歩く事が出来ました。写真はマイ・ブームな日本製人工衛星。萌えフィギュアが前面に立っているだけで“メイド・イン・ジャパン”テイスト全開ですな。
さて「Nシップ」。
「がちょーん」yahooブログ2007年5月22日に紹介した「砂漠のウサギ-1941年6月の戦い-」 (http://blogs.yahoo.co.jp/akamaty1000/47737496.html)と同一世界の設定による架空戦記。アイルランドをイメージしてしまう“フェアリーランド王国”が第二次世界大戦に参戦するストーリー。フェアリーランド王国は女性の出生率が高く、女性兵が軍の中核を担っていた。「砂漠のウサギ」が陸軍の話であったが、今巻は海軍における潜水艦の話と、アフリカ植民地における空軍での話の2話収録。
どの作品も同人誌で発表されており、コミックマーケットの常連でもあり、今月末の通称冬コミ、コミックマーケット78にも三日目「2010年12月31日 東京ビッグサイト 金曜日 東地区 "エ" ブロック 45a グループダンジョン」にて参加と著者M.WOLVERINEのホームページ「うるぶらんど」(http://www.linkclub.or.jp/~wol/wolveland_index.htm)に紹介されていました。拙者かならず訪ねます。さてこの「がちょーん」も同日に参加します。出し物は自画像で使用しているフィギュアの写真集第二弾。詳しくは後日発表します。
戦争マンガを描く作家は兵器にこだわる人が多く、どちらかと云うと劇画的な“絵”を描きやすいのですが、著者M.WOLVERINEは“萌え”が流行る以前から“まんが”的な絵柄で戦争マンガを描いてきており、時代がやっと追いついてきたような気がします。絵柄とは反してミリタリー的こだわりとコミカルな戦場物語には一見の価値あり。
内容紹介:M.WOLVERINE(えむ・うるぶりに)氏のマンガ『Nシップ』と『南アフリカ・サーカス物語』を同時収録した単行本。表題作『Nシップ』はヨーロッパの架空の島国「フェアリーランド王国」の海軍に所属する潜水艦の物語。乗員が全員女性という中に一人着任した男性の艦長を中心に、「ワイルドハニーパイ」級潜水艦N-7号の戦いを描く。名作潜水艦映画『Uボート』もかくやのアクション・シーンに加え、女性数十人の中に男性一人というシチュエーションで描かれるドタバタ劇も楽しい佳作となっている。同時収録の『南アフリカ・サーカス物語』は、フェアリーランド王国の南東アフリカにおける植民地、南アフリカ自治領を舞台とする航空戦記。架空の物語ながら登場する機体は実在のもので、モラーヌ・ソルニエMS.406やバッファロー、レッジアーネRe2000といったマイナー機が活躍する。秘められた過去を持つ女性エース・パイロットの運命は……?過去に同人誌で発表された2作品を、加筆修正を加えて完全収録。フェアリーランド王国の戦いに注目せよ!(アマゾンより引用)
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