2011年4月11日月曜日
レイセン 3巻 読了
レイセン 3巻 読了
~ワンサイド・ゲーム~ 林トモアキ/著 角川書店/刊 20110401初版619円 角川スニーカー文庫
東海道沿線の桜を眺めた翌日、人の群がる上野の山を眺めつつJRから京成線に乗換、千葉県は佐倉にある国立歴史民俗博物館へ行ってきました。京成佐倉駅から国立歴史民俗博物館への道すがらにある蕎麦屋「長寿庵」に寄って重ね天ざるを食べてみました。
「む、うまいッ!」(さいとうたかお漫画の鬼平犯科帳風に)
麺は乾麺を柔らかめに茹でてあるので、拙者の好みとは違うのですが汁が美味い。できれば蕎麦湯で割って飲みたかったのですが、老いたご夫婦二人で店内満席を切盛りしていたので遠慮して出てきてしまいました。長寿庵向かいの辻角にはガラス戸の店内にガラス瓶が並ぶ駄菓子屋がありました。
で、電車の中で読んでいたのが本書「レイセン 3巻」です。先日休刊した「ザ・スニーカー」に連載していた連作短編集になっています。「戦闘城塞マスラヲ」シリーズから引き続いての主役川村ヒデオの眼つきが悪くて運も悪い物語。マスラヲでは徒手空拳のヒデオを回りが勝手に誤解して自滅していった展開も、第2部へと成長した主人公ヒデオは口八丁で状況を変化させる術を身につけたのでした。でも実は「お・り・が・み」の神々と同等の土俵に立つことを許された特別な存在へと化していたのでした。前聖魔王鈴蘭ですら“血筋”の御蔭だったのに、まだ披露されていないだけかもしれませんが、主人公は特殊能力を持たない存在として描かれています。神々に愛でられた人間の冒険の物語は、遠くギルガメッシュ王の古来より天地無用やああっ女神様っに至るまで人々に愛されているんですねぇ。拙者も大好きです。ある意味うる星やつらも共通項でくくれるのかもしれません。
内容紹介:フォースとの一件以来、オートライングループに警戒する神霊班。そんな時、“銃の神”と称するマックルイェーガーがヒデオの前に現れる。彼女の正体は一体!? 新展開に突入、霊を中心に数々の思惑が動き出す!
内容(「BOOK」データベースより):“フォース”との接触以来、彼らが属するオートライングループを警戒しながらも、神霊班は次の手が打てずにいた。そんなある日、ヒデオは街でマックルイェーガーという女性に声をかけられる。ごついヘルメットをかぶり、やたら銃器に詳しい彼女に疑問も抱かず、遅れてきたモテ期に浮かれるヒデオ。しかし、彼女はオートラインに協力する“銃の神”であり、彼女の能力を利用した、“実験”が始まろうとしていたのだ―衝撃の急展開。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 林 トモアキ:新潟県出身、昭和54年9月17日生まれ。新潟工科専門学校自動車工学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)(アマゾンより引用)
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写真のガラス瓶が並ぶ駄菓子屋というのが、ものすごく気になる。
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