2011年4月1日金曜日
SHADOW SKILL 7巻 読了
SHADOW SKILL 7巻 読了
岡田芽武/著 講談社/刊 20110323第1刷1057円 アフタヌーンKCデラックス
TVアニメ「フラクタル」終了。二人の女の子を好きになって修羅場になるのかと思いきや、二人の女の子が一人に合体する、なんとも男にとって都合の良いラストになりました。えっ!?違うの?単なるボーイ・ミーツ・ガールの物語でした。「放浪息子」終了。思春期の男の子女の子の日常の物語を丹念に描き出した佳作。キャラクターの出てこない“舞台背景”のイラストのみのオープニングが歌を伴って印象的でしたが、手法自体はお金の無い美少女パソコンゲームで多用された技法です。生身の実写映像では描けないであろう設定を、アニメだからこそ巧に演出していたと思います。エンディングの歌をCDで買うかどうか思案中。主人公の楽しそうな表情と曲のハーモニーが絶妙でした。「IS」終了。女の子に囲まれたハーレム主人公が、彼女たちの助力と本人の才能の覚醒により、強大な敵をやっつけて、一皮剥けたかと思いきや、いつものドタバタで定番→鉄板なオチ。いやいや、視聴者が常に同じとは限りません。新に参加してきた人々へ再生産をするアニメもまた必要でしょう。
さて「シャドウスキル」。もう闘えない体なのに!とか云われながら闘い、絶体絶命の淵で逆転勝利を掴むのは男の“夢”です。何故ならば、現実には“ありえない”から。せめてフィクションの中でしか楽しめないからこそ、“物語”に価値が生じるわけでしょう。プロレスも以下同文。
謎の敵首領が実父、最強の敵が実姉、主人公の進むべき道を“漢”の手本を示し影ながら見守る伝説の強者が名を伏せた実兄。いやはや傭兵王国とか影技とか武器言語とかガジェットがカッコイイからどんなオリジナルストーリーが展開するのかと期待に胸膨らませて、今は休刊してしまった竹書房の「コミック ガンマ」の時から読み続けてきましたが、昭和の、いや大正の、いやいや明治の昔から延々と洋の東西を問わず語り継がれている物語の骨子そのものではありませんか。例えば「修羅の門」でもラスボスは実父だったし…続編を購入するかは未定。立ち読みできればいいかなぁ。
でも語り継がれてきたからこその最強。語り継がれることこそが最強の称号。もはや神話世界の闘いとも云えるでしょう。
内容説明:闘士としての実力と、魔導士の能力をあわせ持つカイ・シンク。肉体のダメージを瞬時に再生する、限りなく「神」に近い存在にガウが挑む! 勝利すれば第六十代修練闘士叙勲の栄誉、敗北すれば確実な死が待っている。今まで幾多の強敵と闘ってきたガウだが、それはあくまで「人」相手のことだった。この絶望的な状況を突破する術はあるのか!?
著者について 岡田芽武:主に青年誌で活躍。代表作に『朧』『ニライカナイ』『SHADOW SKILL』『聖闘士星矢 エピソードG』(秋田書店 チャンピオンRED掲載)『萌えの大地』(秋田書店 チャンピオンRED いちご掲載)などがある。(アマゾンより引用)
(アフタヌーン掲載)
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