屍姫 13巻 読了
赤人義一/著 スクウェア・エニックス/刊 20100722初版400円 ガンガンコミックス
関東地方は急に寒くなりました。昨年は11月3日にそらわ晴れ渡っていたのに風が冷たくてエライ目にあいました。昨年より少々早い冬の到来なのでしょうか。
屍姫の話。
敵に先手をとられ、光言宗本山への侵攻を許してしまう。光言宗側は敵中枢へのカウンター攻撃へ精鋭を送り出すが、これも失敗に終わる。混乱の中、屍姫“マキナ”は宿敵“七星”に摑まる。人知を超えた戦いの中まきなの契約僧“旺理”は成す術もなく殺されかけるその時、旺理にしか見えない黒猫が囁く「手を…貸してやろうか?」
さて、個人の努力とか才能とかとは全く別の宿命とか因縁による主人公の負の力が発動!威力は強大だがリスクも大きいのが普通。これだけなら良くあるパターンなのですが、最初の話を持ちかける時に旺理から「お前に…この身体をやる…よ」との言葉質を取っておきながら、リスク的に小さな条件に黒猫側から提案するのはいかがなものか。おそらく著者が広げた風呂敷を畳めなくなり修正をかけたような気がしてなりません。
別に悪くはないんですけどね。黒猫は最初に条件を言っていないわけですから。でもより過酷な条件が加算されるならばまだしも、減算されるのは勢いが削がれますなぁ。
内容紹介;日常など、既に無い。乾坤一擲――、屍の「王」への直接攻撃作戦「御霊封神」失敗。苛烈極める退却戦の中で、オーリは激変する。全てはマキナを守るため、纏うはあの「黒猫」。そして「王」はついに現世に顕現する。狙うは「光言宗本山」。興すは「死の国」。(アマゾンより引用)
(月刊少年ガンガン掲載)
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