木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2010年10月9日土曜日

十三人の刺客 読了


十三人の刺客 読了
森秀樹/著 池宮彰一郎/原作 映画「十三人の刺客」製作委員会/協力 小学館/刊 20100930初版1143円 BIG COMICS SPECIAL

 昨日はTV放送「ルパン三世 カリオストロの城」リマスター版を見てしまい、更新をわすれていました。カリオストロの城は何度見ても飽きる事がありません。今は忘れてしまいましたが、セリフもほぼ暗記していたんですけどねぇ。今回改めて、長編映画と云う事で長丁場の様に見えながら、100分の中でアクションシーンが冒頭からカーチェイス、城への侵入、と目白押しであり、その合間合間で設定や情況の整理や報告がなされていて、さらに笑いととる細かいギャググが散りばめられているのに驚愕しました。公開当時興行的には振るわなかったけれど、業界内で話題になっていた理由が納得できました。等など、感動の余韻に浸っていたら日付が過ぎてしまったわけです。
 さて「十三人の刺客」マンガ版。 映画タイアップ企画によるマンガ化。昨今時代劇関係のマンガを描くのであれば、時代劇を描ける人だと森秀樹だななどと考えていたら、やはり同じ事を考える編集者がいたのでしょう、企画先行型の作品の場合はマンガ作品として当たりは少ないながら、作家買いで入手してみました。 原作小説も映画もみていません。以前作られた映画も見ていません。が、映画「十三人の刺客」製作委員会/協力である以上、原作のマンガ化ではなく、脚本のマンガ化と見るのが自然と思えます。また一冊の書籍にまとめることが前提であるでしょうから、ストーリー的に省略せざる得ないと思われます。ですので、マンガ単体として面白いかどうかと聞かれると、あまりオススメは出来ません。また私のように作家に拘りがあるとか、原作者とか映画とかに拘りを持っていないで、映画が話題だからと云う理由ならばオススメしかねます。 その辺りは出版社も心得ているのでしょう、値段がやや高めになっているのは版型がA5版だからとかではなく、映画の期間だけしか売れないとの判断から刷数が少なくなっているのだと思います。現に私の近所のマンガ専門店三箇所では取り扱っていないのか、仕入れ少数で売り切れたのか、店頭ではみかけませんでした。マンガ専門店の消費者は萌え系であることを前提としていたとしても、マンガ専門店でありながら仕入れていないのは、それだけ需要が望めないためであるからでしょう。 機会があれば三池崇史監督の映画も観ようと思います。
 内容紹介:物語は江戸時代、将軍家の権威をかさひ着て暴虐の限りを尽くす明石藩主・松平斉韶を暗殺すべし、との密命を帯びた目付・島田新左衛門と、その同志たち十三人の活躍を描く。勝負は参勤交代の折……だが二百名を超える供侍たちをたった十三人で倒せるのか?島田新左衛門の秘策は、中山道の一宿を選んで丸ごと買い取り、ここに必殺の仕掛けを巡らすという周到なものだった。果たして島田新左衛門の策はなるのか?君には不信を抱きつつも、臣たるものの道を貫かんとする島田のライバル、明石藩側用人・鬼頭半兵衛が斉韶をまもりきるのか?手に汗握る集団抗争時代劇、堂々の登場!(カバー裏表紙より引)(ビッグコミック増刊号掲載)

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