木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2010年10月11日月曜日

屍鬼 9巻 読了

屍鬼 9巻 読了
藤崎竜/漫画 小野不由美/原作 集英社/刊 20101009第1刷円 ジャンプ・コミックス
 
 「神のみぞ知る世界」を見る。ギャルゲーの達人たる主人公が、悪魔と契約してリアル女子とハッピーエンドを目指すクエストに挑むアニメ。おそらく送り手から受け手まで徹頭徹尾「男」しかこの作品に係っていないだろうと思わせますが、せめて実写で撮ればまだテーマ性が保てたのではないかとも思いますが、そうするとファンが憑かないんでしょうねぇ。夢は夢のままでおいておいてこそ、なのでしょう。なんとなく深夜放送していた「地果て海尽きるまで」(前編)の冒頭から30分程度を見てしまう。まるで40年前の映画を観ている様な懐かしい気持ちさにさせられました。時代の寵児だった角川春樹も老いさらばえると、結局先祖帰りしてしまうんでしょうかねぇ。まるでパンチドランカーのまま長寿で老人ホームで厄介になっている矢吹ジョーを見てしまったような気分です。

 さてTVアニメも絶賛放送中の「屍鬼」第9巻です。
 今巻において物語が急展開!起承転結で云えば「転」の部分なのか!9巻に至るまでが長かったけど、死んでも、いや、死んでまで人間関係の業を背負ってしまう人々の感情の発露と行動を描き出すには、村落内の人間関係を説明する時間が必要だったのことが良くわかります。原作に目を通していない派としては次巻が待ち遠しいですな。
 それにしてもアニメの影響力はバカになりませぬ。コミックスの吹き出しを読むと、どうしても声優の声をイメージしてしまうし、BGMやSEを付けてしまいます。今後のアニメの展開も気になるところ。それ以上に裏番組のアニメが存在することが痛い。

 内容説明:室井静信は自ら桐敷の屋敷を訪問し、沙子の手の中に堕ちた…。一方、尾崎敏夫は桐敷千鶴と共に霜月神楽に参加し、ある計画を実行に移そうとしていた!! 神楽の音にのせ、凄惨且つ壮絶な『屍鬼狩り』が始まる――。


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