木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2011年3月4日金曜日

日本の宇宙技術 読了

日本の宇宙技術 読了
世界にはばたく日本力~ こどもくらぶ/編さん 渡辺勝巳/監修 ほるぷ出版/刊 20110130初版2800円
 28サンチの子ども向け図鑑。拙者が年少の頃の宇宙関係の図鑑ではサターンやアポロが主であり、日本のロケットはカッパーやラムダが主で、子供心にも見劣りがしていましたが、昨今はたいしたものですなぁ。宇宙技術者達や行政マン達の不断の努力の結果だありましょう。
 拙者もまた「はやぶさ」以降日本の宇宙技術に俄然目が行くようになりました。本書は子ども向けに作られているため漢字にはルビが振られ、ビジュアル的に見やすく出来ていて、日本の宇宙技術開発を平易に紹介している点で、興味はあるがマニアではない大人にも理解しやすいと思います。
 ただ難を云わせていただければ、シリーズ名とかタイトルからして“日本の”とか“日本力”とか、また内容にも“ここがすごい!日本の”やら“世界にほこる日本の”とか、何かと“日本”を連発してうざく感じます。どこぞの国みたいに“わが国は”とか大~とか小~とか、自ら三流を暴露するような、見るからに浅はかな表現を真似しなくても良いのではないかと思います。慎み深さこそが日本の美徳だったのではないでしょうか。まあ、大陸渡来の品々を有り難がるのも日本の伝統であると云えますが…。それと日本の宇宙開発や運営はNASAその他国際的協力により成り立っているはずです。日本独力では出来ない事ばかりのはずなので、国際協力もまた紹介してもらいたいものです。子ども向けであるためか、統計等の数値が大雑把で不確かに感じました。
 少々お値段が高めなので図書館を利用すると良いかもしれません。

 内容紹介:この本は、日本のさまざまな技術力と、これを可能にあうる「日本力」を、みなさんといっしょに見ていくシリーズです。この巻では、宇宙の技術力のなかから、ロケット技術、人工衛星の技術、天体観測技術を見ていきましょう。また、「はやぶさ」の地球への帰還で、日本が世界的に高く評価された惑星探査についても見ていきましょう。そして、日本の技術力のすごさ、その背景となるもの、その技術力によって世界で活躍する日本人について知りましょう。(カバー返しより引用)

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