機動戦士ガンダムUC 1巻 読了
~ユニコーンの日(上)~ 福井晴敏/著 角川書店/刊 20070926初版640円 角川コミックス・エース 矢立肇・富野由悠季/原案 安彦良和/キャラクターデザイン・挿絵 カトキハジメ/メカニックデザイン
角川コミックス・エースのシリーズですが小説です。福井晴敏版ターンエーガンダムの小説に感動した身として、著者がオリジナルのガンダム小説を発刊したと聞き、全巻揃えねばなるまいと購入していましたが、全巻未開封のまま埋没。アニメ版を見る機会を得て俄然小説版を読みたくなり、図書館より借用して読みました。
アニメは第1話、第2話を視聴。素晴らしく良く出来ていると思います。現在第3話を映画館で上映中なので、観に行くかどうか思案中。
人気があって売れている現役小説家が嬉々として筆をとった物語が面白くないわけがなく、脂の乗った想像力と文章力がガンダムの世界観を舞台に、キャラクター達を活き活きと描いています。
小説を読むまで“ガンダムUC(ユニコーン)”と“宇宙世紀=UC”がかかっているとは気がつきませんでした。発端は宇宙世紀が始まる数時間前から始まり、主人公のバナージ・リンクスに至る3代の宇宙移民者のバトンが手渡されるのでしょう。アニメを見てしまいましたが、小説においては第1巻では、宇宙世紀初頭のテロと、宇宙世紀96年身寄りの無い苦学生バナージが生活する企業傘下の工業スペースコロニーに降り立った謎の少女と出会うまでを描いています。典型的ボーイ・ミーツ・ガールの物語でありながら、丹念に描いた内容は、万が一このままガンダムが出てこなくとも拙者は満足してしまいそうです。上下巻の上なので起承転結で云えば起承部分だけなのでしょう。転結の下巻を期待に胸を膨らませています。
内容紹介:人類が、増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって一世紀。工業用コロニーに住む平凡な少年、バナージ・リンクスは、謎の少女オードリー・バーンとの出会いから『ラプラスの箱』を巡る事件に巻き込まれていく。宇宙世紀の開闢とともに生まれ、開放されれば連邦政府が終焉すると言われる『箱』の正体とは。新たなるガンダムの鼓動が、世界に革新の予感を告げる―――。文壇の気鋭・福井晴敏が放つ、21世紀の宇宙世紀神話、堂々開幕!(カバー裏表紙より引用)
書籍紹介: 文壇の気鋭・福井晴敏が贈る、新たなガンダム神話!宇宙世紀0096--伝説の神獣の名を冠したMS「ユニコーンガンダム」が宇宙世紀百年の闇を払う! 文壇の気鋭・福井晴敏が贈る、新たなガンダム神話の幕開け!(yahooより引用)
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