2011年3月25日金曜日
機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー 2巻完結 読了
機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー 2巻完結 読了
~カイ・シデンのレポートより~ ことぶきつかさ/刊 角川書店/刊 20070126初版540円 角川コミックス・エース
親指の真ん中がヒケているのに気がつきました。丸く膨らんでいなければ何か病気の前兆なのか栄養が偏っていると、かなり以前に得た幽かな記憶にあります。そう云えば左の薬指の爪には筋が走り、何かの機会に縦に少し裂けました。単なる老化か、それとも何か栄養バランスが崩れているような気がします。ウルトラQ。
さて「機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー」2巻です。未開封のままの積み本を発掘しました。丸四年ぶりなのか、現在の職場に移動してきて丸三年だから以前の職場に居た時に購入した本だった。まるでタイムカプセルと云っても過言ではあるまい。
一年戦争時ホワイトベースのモビルスーツ・ガンキャノン・パイロットとして、アムロ・レイ程ではないにしても連邦軍中のエースとの名声があったはずの“カイ・シデン”は、軍籍を離れジャーナリストになっていた。
戦争から7年が経ち、連邦軍内部にシビリアンコントロールを是としないジャミトフ旗下のティターンズの跳梁に対抗する如くエゥーゴ、カラバと云った組織もまた活発的活動を開始する。そしてジオン残党が、ザビ家復活を目指すアクシズが暗躍を始め中、かつて1年戦争時を共に闘い生き残ったホワイトベースの乗組員達が、そして1年戦争により人生が大きく変わったしまった人々が、新たな戦争に己が夢を賭けようとする若者達が戦火の中に身を投じていく。
Zガンダムを駆る、若きニュータイプ、カミーユ・ビタンを主人公とした「機動戦士Zガンダム」のテレビ版劇場版の画面に現れることのなかったキャラクター達の物語を、カイ・シデンを道化役に語らせる、ガンダム・フリークスの著者“ことぶきつかさ”が描くサイドストーリーの傑作短編集。ファーストガンダム、Zガンダムの世界を深く読み込み、その奥深き世界を堪能しつつ、視聴者が見ることの叶わなかった“物語”を著者ことぶきつかさの高い創作能力によるオリジナル・ガンダム・ストーリー。各章間にある著者と担当者の会話を読むに、恐らく各短編毎がドラマシナリオ一冊に及ばんとする内容を持ちながら、削りに削り、澄み切った上辺だけを我々に提示しているのは間違いないでしょう。珠玉の一滴を数々堪能できる単行本。
その想像世界創生能力があまりにも高性能なため、いちマンガ家として多作にならないのは残念な気がしてなりません。多才であるが故に、著者に作品を作らせる時間が不足するこのジレンマ。
そして穴埋め的ラフカットに、読者サービスとして付ける女性キャラクターの乳輪。どこまで著者はサービス精神が旺盛なのでしょうか。でも最近コミケで売っている寿チョップの同人誌は薄いし内容が無い割りに値段が高いので、買わなくなってしまいました。中古で入手した方が安いンだもん。
出版社/著者からの内容紹介:あのカイ・シデンがセイラと再会!?ついにフリー・ジャーナリスト、カイ・シデンの戦いに決着がつく!幻のアムロ専用機ディジェ、そしてセイラ・マスとの再会エピソードを完全収録。
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