機動戦士ガンダム THE ORIGIN 22巻 読了
~ひかる宇宙編・後~安彦良和/著 角川書店/刊 20110226初版560円 角川コミックス・エース
ア・バオア・クー戦もホワイトベースの強襲揚陸により、いよいよ佳境か!と思いきや、ここにいたり著者安彦良和によるオリジナルの展開が始まったッ!!
まさかここに至りこのタイミングとはッ!
刮目!
ジーク・ジオン!!
前半はアニメ版通りの展開で何気に読んでいましたが、オリジナルストーリーに突入するや、俄然盛り上がり、読了後もしばらく興奮が冷めやりませんでした。次巻を切に望む。雑誌を購入するのも手か。
巻末の安彦良和と大河原邦男の対談も必読。拙者は2011年冬のワンフェス会場で「西町文庫だより2011winter vol.2~機動戦士ガンダムの原作者が鳥取で語る~」と云うA2版程度の両面印刷されたFREEペーパーを入手しました。富野由悠季監督の鳥取での講演会を元に、講演を企画した関係者が講演会やガンダムや富野監督について寄稿しています。佐々木孝文氏の文章の中で、監督は「作品に求められる条件によって、作り方を変えている」のであると書いています。大雑把に云えば商品としてのアニメと作品とアニメの監督におけるバランスみたいな事かと思っていましたが、今22巻の安彦・大河原対談で、ザンボット3以降のサンライズと云うアニメ製作会社のスタンスと、会社の存続をさせなければならない(稼いで社員を食べさせる義務を負う)監督の責務を負う富野監督のガンダムへのスタンスが語られており、この二人の対談を読むことにより「西町文庫だより」の文章が理解する事が出来ました。
現在再放送中の「ターンエーガンダム」を見ているのですが、面白いじゃありませんか。でもVガンダムにしても、ターンエーにしても敷居が高すぎませんか?一年戦争は太平洋戦争とか欧州戦争の如き大会戦ですが、Zガンダム以降は戦争ではなく“紛争”と呼ぶべき戦いを描いていたのではないでしょうか。
内容紹介:主力艦隊壊滅の逆境を打開せんと、ワッケイン司令は生き残った兵力によるア・バオア・クー直接攻略を決断した。アムロら、MS隊は先鋒に選抜されたが……、一方ゲルググを失ったシャアは意外な人物の許へ向かう。
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