木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2011年1月25日火曜日

汽車通学 読了

汽車通学 読了
矢野直美/著 メディアファクトリー/刊 20100224初版1600円

 仕事で遅くなり、晩飯を「つけめん102」で済ませた後スーパーへ寄ったら、通常298円のカツオが売れ残り価格100円で売られていたので、つい買ってしまいました。冷蔵庫が無いのに。食べて食べられない事は無いが、夜食には少々キツイ。かと言って保存できそうも無いしどうしようと思案した結果、“漬け”案が選択されました。生姜とネギに醤油をタップリ懸けて、明日の朝は暖かいご飯と一緒に食べよう。

 さて「汽車通学」。電車でも列車でもなく“汽車”。舞台は北海道。電化されていない路線なのでディーゼル気動車なのですが。長く厳しい冬が過ぎると萌え出色鮮やかな若芽にも似た汽車通学をする高校生達の一瞬を切り取った写真集。
 拙者的には新海誠監督の「雲のむこう、約束の場所」を思い浮かべてしまいました。まあ、舞台に共通性が多い為だと思いますが、更に新海誠監督の特異な情景描写が動画なのに、静止画として切り取った風景写真と、妙に親和性があるような気がします。パソコン美少女ゲーム「Wind -a breath of heart-」のオープニング・アニメーションでもチンチン電車が印象的に使われ、劇場アニメーション「秒速5センチメートル」では群馬出身の拙者の友人をして、唯一両毛線を美しく描いた映画、と言わしめました。新海誠監督と拙者はどうやら同じターミナル駅を利用しているらしく、出世作となった自主制作アニメーション「星のこえ」やNHKみんなのうたの「笑顔」で拙者の見慣れた風景が撮り込まれていました。
 ただ、北海道に限らず、関東や近畿の大都市圏以外の日本の大半は、本写真集に写っている風景の様なものであり、拙者は高校時代自転車通学ではありましたが、南東北の各駅で見かけた郷愁をかき立てる懐かしさにも似た画像が集められていました。出来るなら撮影日時と場所を入れて欲しかったと思いました。

 内容紹介:なつかしくて、愛おしい北海道の大自然を走るローカル線と、少年少女たちのかけがえのない日常を切り取る鉄道写真集北海道では、今も電車やディーゼルカーを「汽車」と呼ぶため、学生たちはそれを使った通学を「汽車通」(きしゃつう)といいます。北海道の大自然のなかを走るローカル線と、そこで出会った学生たちの「汽車通」姿を、北海道在住の鉄道フォトライター矢野直美氏が写し取る、あたたかな鉄道写真集です。春、鮮やかな新緑のなかを進む列車のボックスシートに座り、友達とだべりながら離れた町まで通う姿。夏、真っ青な空の下を走る列車内で、つかのまの夏服姿を楽しむ女子と、立ったまま仲間たちと騒ぐ男子。秋、紅葉に囲まれた駅のホームで、待ち時間も参考書から目を離さない女子。冬、雪の積もる厳しい寒さのなか、早朝のホームで始発列車を待つ男子。
 内容(「BOOK」データベースより):朝日新聞などで人気のフォトライターが撮りおろす、北の鉄路。大自然のなかを走るローカル線と、そこで出会った学生たちのかけがえのない日常を切り取る、あたたかな鉄道写真集。
 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 矢野 直美:北海道札幌生まれ。旅をしながら写真を撮り、文章を書く「フォトライター」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)(アマゾンより引用)

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