2011年1月4日火曜日
機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還 1巻 読了
機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還 1巻 読了
Ark Performanse/著 角川書店/刊 20101225初版560円 角川コミックス・エース
年を越して年賀状作り励んでいる最中に「ジャイアントロボ THE ANIMATION地球が静止する日」を流していたのですが、ついつい見入ってしまい、結局全話見てしまいました。涙滂沱として流れる。ケレンな演出とはこう云うモノだッ!ってくらい内容ではなく、見せ方の上手さに引き摺り込まれるわけです。流石アニメ「ミスター味っ子」「機動武闘伝Gガンダム」の監督。正月早々から感動の嵐であります。
さて、「ジョニー・ライデン」の名を知らぬガンダム・ファンはいないでしょう。だがしかしTV番組ガンダム・シリーズや劇映画には一切出てきません(出てたらゴメン)。富野監督の中には一切ジョニー・ライデン」なるキャラクターはいないのではないでしょうか。それなのに数々のガンダム関係とくにプラモデルを中心に登場する一年戦争のジオン軍エース・パイロット「ジョニー・ライデン」の謎へ虚構と現実双方からアプローチする第1巻。見応えあり、そして読み応えあり。
拙者はガンプラを早々に卒業してしまい、MSVの人気が出ていた頃のコミックボンボン等は6歳年下の弟が熱心に読んでいました。元々父の影響でミリタリー系だった拙者はガンプラのMSV展開よりもリアルの第二次大戦期への興味の方が大きかったのでした。
一年戦争時ジオン公国エース・パイロットの一人として敵味方に喧伝されていたジョニー・ライデンは生死を含め所属していた部隊と共に謎に包まれていた。戦後結成された調査団によるジョニー・ライデンの捜索が始まる。ジオン公国と連邦軍の生き残った人々から戦場の話を聞いて廻る仕事は、パンドラの箱を開ける如く戦時の亡霊達を覚醒させる行為でもあった!
本編162pのセリフを読むとジャミトフ死亡後のストーリーなのでZガンダム(宇宙世紀0087)以降であるのはわかりますが、何年頃を設定しているのでしょうか?ジオンの残党が出てくればブライト率いるロンドベル隊が登場してもおかしく無いわけですし、ガンダム・ユニコーンでは第1話にロンドベル部隊による強襲が描かれていました。
ユニコーンと云い本作と云い、30数年の時を経て、富野ガンダムに引き摺られることなく、かと云ってGガンダム以降のように角と目がありゃなんでもガンダムではなく、宇宙世紀の世界でオリジナリティ溢れる作品を作り出せるようになったと思うと感慨深いものがあります。松本零士の「戦場まんがシリーズ」や新谷かおるの「戦場ロマンシリーズ」といった戦場モノが、架空のガンダムと云う世界の歴史で描かれているような気がします。
内容紹介:「真紅の稲妻 ジョニー・ライデン」が帰ってきた!宇宙世紀正統派「MSV続編始動」?「MSV」続編として大河原邦男を迎え「ギレン暗殺計画」のArkPerfomanceが手がけるコミックス第1巻。(アマゾンより引用)
(ガンダムエース掲載)
本日の冬コミ入手同人誌の紹介。
「妖怪っぽい #12」 いけ/著 AltitudeAttitude/発行 2010/12/31/発行日 B5版 表紙込32p 金曜日東Z32a
本ブログでも紹介している「ねこむすめ道草日記」の著者“いけ”の同人誌。掌編やら習作やらを掲載。連載が始まってから忙しいせいか、アシスタントの人々か知人の作家達のページが増えているような気がします。
作者近況的な内容と云いましょうか、なんか“あとがき”を読んでいるような気分になります。
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