木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2011年1月20日木曜日

解剖医ハンター 2巻 読了

解剖医ハンター 2巻 読了
黒釜ナオ/作画 吉川良太郎/原作 徳間書店/刊 20110201初版619円 RYU COMICS

 アニメの新番組チェックをしようと現在発売中の『月刊ニュータイプ』2月号を手にとってみたら、紹介されているのが4月からの新番組ばかり。1月の新番組の情報が入手できなかったのか、ファンション業界が半年先から1年先の衣類を製作するように、TVアニメも1シーズン先の情報を並べないとやっていられなくなったのか。付録のTシャツなんて要らないから、情報を載せてくれ!

 さて「解剖医ハンター」の話。 1770年代のイギリス。政治に文化に科学にそして軍事にヨーロッパの国々が躍進を向へようとしていた時代。後に医者として歴史に名を残す事となるエドワード・ジェンナーは、時代のパイオニア“ジョン・ハンター”に師事していた。エドワードはハンターと関わり、後世教科書に記載される人々や事件に巻き込まれるのであった。
 第2巻は一冊丸々使い「バスカヴィル家の獣」編を収録。“バスカヴィル家”と云えば“犬”と連想してしまうのが日本人ではないかと思われますが、イギリス史に詳しければ何故ホームズに“バスカヴィル家”が出てくるのか、その社会的背景を知っているのでしょう。でも薄っぺらな知識しか無い拙者にしてみれば、へぇコナン・ドイルは祖父から聞いた話が元ネタなのね、と素直に信じてしまいそうです。
 マンガのキャラクターであるところのハンターがドリトル先生の元ネタだったと(ハンターの名自体はドリトル先生の訳者あとがきか解説で数十年前に見たような気がしますが)勘違いしそうです。
 原作者吉川良太郎の解説文が数頁収録されているので、雑誌連載で読んでいた方でも改めて単行本を読んで損は無いでしょう。
 『月刊COMICリュウ』は今作品も含め今期傑作揃いですね。

 内容紹介:森にひそむ恐るべき牙!18世紀ヨーロッパを震撼させた怪事件!!フランスの片田舎で始まった猟奇殺人の死者は優に100人を越えた―――。「ジェヴォーダンの獣」と呼ばれる歴史の闇に異端の医師ハンターのメスが迫る!!(カバー裏表紙より引用)
(月刊COMICリュウ掲載)

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