木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2011年5月20日金曜日

柔らかい女 読了


柔らかい女 読了
富 明仁/著 エンターブレイン/刊 20100727初版620円 BEAM COMIX
 TVアニメ「日常」がゲスト声優さん達も含め、いろいろと(計算された)好き放題をしていて楽しく見ています。最近だとキャンプの話は爆笑していました。ところで「日常」の舞台設定が群馬県の伊勢崎市だって云うのを風のウワサに聞いたのですが、本当ですかねぇ?と、するとエンディングで瞬間現れる都市の夜景の下のにある水面はもしかして利根川ですか!?まあ、聖地巡りをするつもりは無いので、場所の特定とかするつもりは無いのですが、自主制作映画に携わった身としてはどんな映像を見ていてもロケハンに興味は持ってしまいます。しかも見知った場所だと特に気になるものです。

 さて「柔らかい女」。著者富明仁の初期短篇集。まあ初期もなにも2006年ビーム漫画大賞佳作受賞作「青い腕時計」が収録されていますので、初期短篇集と云えるかどうかは著者の今後の活躍次第と云うことでしょうか。
 雑誌「ビーム」や「Fellows!」掲載作品に度々登場するゴツイ編集長の趣味なのかどうか、最近のエンターブレイン系列のマンガって絵柄とか似ているような気がします。大雑把に云ってコミティア的なと云うか、文学系の流れを汲みながら上手く女性の視点を入れる事が出来たために、新たな需要を掘り起こせた、みたいな。編集長のみならず、編集者と作家達の人と人とのつながりが巧く噛み合っての雑誌つくりや作品つくりが、上り坂を駆け上がっているような感じがします。

 内容紹介:『玲瓏館健在なりや』冨明仁の煌(きら)めきが一冊に![高身長]で[黒髪ロング]、しかも[文学少女]で[深窓の令嬢]……。破壊力抜群のメガネ美女と電車で乗り合わせた、しかもそこは狭い[ボックス式クロスシート]! 狭い車中での出来事をていねいな描写で描いた掌篇『BOX SEAT』ほか。『玲瓏館健在なりや』の冨明仁が近年発表してきた短篇作品を一冊に収録。美しい女性の肢体や細密に描かれた背景画が織りなす、10作品の読切が楽しめます。(アマゾンより引用)
(『月刊コミックビーム』『Fellows!』掲載)

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