2011年5月4日水曜日
百舌谷さん逆上する 6巻 読了
百舌谷さん逆上する 6巻 読了
篠房六郎/著 講談社/刊 20110422第1刷600円 アフタヌーンKC
本日は傑作のご紹介を致します。拙者の稚拙な文章を読むくらいなら直に「百舌谷さん逆上する6巻」を読んでいただきたい。もー、読めー、読めー、読めー、読んでくれ!
著者篠房六郎は土曜と日曜の朝をリヤルタイムでアニメ見ているんだろうなぁと思わせるセリフの数々。やや主人公百舌谷ちゃんはうっちゃられておりますが、でも百舌谷ちゃんに関係のある人々が年齢を超え集合し饗宴と狂想曲の坩堝へ。29話からもー、著者に何かが降臨したのではないかと思わせる程です。43pのムーちゃんがキュアサンシャインのポーズをとるところなんて、キュン死しました!著者の“愛”を感じさせる描写です。線が生きている!!東京都立現代美術館で一昔だか二昔前に展示されていた現代マンガ展で壁イッパイに引き伸ばされた貞本義行のエヴェンゲリオンに感動しましたが、あのくらい大きくムーちゃんのコマも伸ばして欲しい。出来るならサンシャイン60の壁面イッパイに印刷して欲しい。空気以外になら何にでも印刷出来ますよ、と豪語した大日○印刷よ、是非やってみせてくれ!ハァ、ハァ、ハァ…。
そしてちーちゃんがのっぴきならない状況に陥って、最後は感動のフィナーレへ!!最強!!!本年のがちょーんベストマンガ賞確定!
さらにちーちゃんはドロンジョさまへの道へ突き進むのでした。少女にこき使われたくなる気持ちは良くわかるぞ。
素晴らしい暴走ぶりだぁ。
惜しむらくは、本巻が発売された時点で「ハートキャッチ・プリキュア」が終了していることでしょうか。連載時はリアルタイムなので致し方無いところでしょう。
先日昼休み中の同僚との会話で、幼い娘さんを持っているお母さんが、幼稚園だか保育園の女の子達に将来の夢を聞いたら、ほとんどの子がプリキュアを挙げていたそうです。プリキュアは職業では無いのですが、子ども達の夢を「叶えてみせるが大人の粋!!」。コミケでコスプレして夢が叶うとかは無しの方向で。
今巻の帯の推薦は小説家“冲方丁”。冲方も『LO』の読者だったのかッ!!
嘘か誠かカバー下の表紙マンガで著者の親戚が被災されたとか。お見舞い申し上げます。
内容説明:『空談師』『ナツノクモ』とネットゲーム世界を描いてきた篠房六郎が、新たな世界に挑戦する――その名はツンデレ!! いろんな皮がむけてアフタヌーンに帰ってきた孤高の漫画家が、ため込んだ素敵なルサンチマンを込めて贈る、ボーイ・ミーツ・ガールみたいな何か! 言語道断のすこやか倒錯バイオレンス萌え萌えラブコメディ、一部良識派からのいろんな外圧にも負けずに、爆笑必死でお届けします!!
転校生の百舌谷小音は、「ヨーゼフ・ツンデレ博士型双極性パーソナリティ障害」=「ツンデレ」だった! 「ツンデレ」とは好意が攻撃性に変換される症状で、好きと思った相手に罵詈雑言や暴力が出てしまうのだ。百舌谷さんは何かを決意し、竜田との交際を宣言。竜田が気になる委員長・千鶴は、魔法少女となって対抗!?カバ夫には新たなるドMの師匠が出現!周囲の混乱は高まる中、百舌谷さんは何を考える!?
著者について:篠房六郎 漫画家。東京都出身。1998年、「やさしいこどものつくりかた」で「アフタヌーン」(講談社)主催の新人賞「四季賞」春のコンテスト四季大賞を受賞、同誌同年6月号に掲載されデビュー。(アマゾンより引用)
(アフタヌーン掲載)
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