木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2011年5月31日火曜日

シュトヘル 4巻 読了


シュトヘル 4巻 読了
伊藤悠/著 小学館/刊 20110503初版590円 ビッグ スピリッツ コミックス スペシャル
 重き業を背負った者達の交差する宿命。いや、生きるためには他の命を喰らわねばならぬならば、業を背負わねば生き残る事は出来ないのか。
 聞いた話では、戦時の死亡率は大陸より日本の方が高いんだとか。大陸ならば逃げて逃げて逃げまくれば、逃げ切る事もできたのでしょうが、日本では一日二日突っ走れば日本海から太平洋へ突き抜けてしまいますから逃げようにも逃げ場が無い。となると、戦いイコール籠城戦みたいなもので、死ぬまで戦うか、軍門に下って死ぬかの二者択一。小競り合いならお金や領土で手打ちもあるでしょうが、大戦(オオイクサ)になってしまっては、降伏したとしても、信賞必罰は武門の拠って立つ所、今も昔も戦争責任は誰かがとらねばならぬものなのです。そこまで大々的に戦うと、勝った側の痛手も相当なもので、弱った所を第三者第四者が攻めてくる場合もあります。大抵は大戦になる前に、仲裁が入って講和となります。でも、大陸であれ日本であれ、いつの時代のどの戦のデータだか気になる所。まあ、酒の席での話しだったしなぁ。
 主人公の性別が転生により入れ替わるのは、いったいどんな意味があるのでしょうか?今後の展開に伏線として生かされるのかどうか、気になります。

 内容説明:高校生・須藤、13世紀激戦の地へ!!蒙古軍の侵攻にさらされていた西夏国。その西夏の女戦士・シュトヘルの肉体に転生した高校生・須藤。伊藤悠が圧倒的な筆致で描く歴史巨編は、ついに過去と現代がつながる須藤編に突入!!(アマゾンより引用)
 西夏国(タングート)の女戦士・シュトヘルの肉体に転生した高校生。須藤。滅びゆく国の文字を守らんとするユルールと共に、西夏の文字盤・玉音同をかかえ南宋への脱出を計る。一方、蒙古軍はユルールの兄・ハラバルを使い、西夏の国立図書館・番大学院をも焼き、執拗に玉音同を追い続ける、そして謎の尼僧・ヴェロニカが、ついにユルールの存在に目を付ける…………!!(カバー裏表紙より引用)
(月刊!スピリッツ掲載)

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