幼女戦記 6巻 読了
~Nil admirari~カルロ・ゼン/著 KADOKAWA/刊 20160210初版1000円
冬をむかえた東部戦線は戦争を継続出来る様な環境ではなかった。自然を相手にサラマンダー戦闘団を率い苦闘する見た目は10歳程度の幼女ターニャ・フォン・デグレチャフ中佐。中身は中年男性サラリーマン。何の因果か異世界へ転生。剣と魔法ばかりではなく、銃弾と高性能爆薬の鉄嵐が吹き荒ぶ戦場を渡り歩く、敵からも味方からも二つ名で呼ばれる常勝無敗の野戦士官。しかし本人の自己評価はやるせない中間管理職。上司からの期待に応えようとすればするほど、周りの想像の斜め上を行く戦果(戦禍?)をあげてしまう姫君であった。
今巻は大陸の覇者とは名ばかりの、総力戦による疲弊で悲鳴を上げつつある帝国に南の中立国が策動し、北方の占領地域で暗躍するコマンド部隊。参謀本部直属のデグレチャフ中佐率いるサラマンダー戦闘団の任地は北か南か、東部戦線か。
(以下アマゾンより引用)
内容紹介:幼女の皮をかぶった化け物
生存とは、いつだって闘争だ。帝国軍、ターニャ・フォン・デグレチャフ中佐は極寒の東部戦線において文字通りに原初的な事実を『痛感』していた。精緻な暴力装置とて、凍てつき、動くことすら、骨を折る季節。なればこそ、冬には策動の花が咲く。矛盾する利害、数多の駆け引きが誰にも制御しえぬ混迷の渦を産み落とす。誰もが嘆く。こんなはずではなかった、と。さぁ、覚悟を決めよう。何事も、もはや、驚くには値しない。
内容(「BOOK」データベースより)生存とは、いつだって闘争だ。帝国軍、ターニャ・フォン・デグレチャフ中佐は極寒の東部戦線において文字通りに原初的な事実を痛寒していた。精緻な暴力装置とて、凍てつき、動くことすら、骨を折る季節。なればこそ、冬には策動の花が咲く。矛盾する利害、数多の駆け引きが誰にも制御しえぬ混迷の渦を産み落とす。
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