2011年8月18日木曜日
GANTZ 32巻 読了
GANTZ 32巻 読了
奥浩哉/著 集英社/刊 20110824第1刷619円 ヤングジャンプ・コミックス
あさのあつこ原作のSFアニメ「No.6」が放送中。BLっぽい友情だと思っとりましたが、果たしてBLでしたな。アニメとかマンガは抽象記号の集合体であるが故、性差も“記号”で表現するしかありません。“記号”を入れ替えることで性を入れ替えるストーリーや演出が実写の映像等に比べて楽に出来るせいか、そういった作品も多いような気がします。良く云われているように歌舞伎等伝統的に女装が行われているせいもあるでしょうし、欧米に比べて(体格等の)男女差が小さいせいもあるでしょう。BL系の作品はほとんど目を通していないので「No.6」を見てのみの換装ですが、社会的文化的に支配被支配の関係になってしまう男女間の愛情を、支配被支配関係ではない同格の同性カップル像に女性達は無意識的に仮託しているのではないのだろうかと思いつきました。同性ならば男=男ではなく女=女でもよいではないかとも考えられますが、女=女カップルでは社会的に双方被支配者層に属してしまうため、女性達のパートナーとの同格や自律といった願望が社会的に抑圧されてしまうのではないでしょうか。
まあ、思い付きです。
さて「GANTZ」。敵異星人の母艦内でピンチに次ぐピンチの中戦い続ける玄野率いるガンツ・チーム。一方もう一人の玄野は多恵を捜すためやはり母艦の中で孤軍奮闘。ストーリーが何処へ向うのか想像もつきませぬな。
内容紹介:全国から集まった救出チームのメンバーたちは消毒槽で死を待つばかりの人々を続々と救出にしていく。意外なほどの順調な進展に拍子抜けするメンバーだったが、脅威はその間隙に遅い来る。一人脱出を試みる玄野、逃走を続ける多恵、報復を誓う桜井。そして攻略の手がかりを見つけた西。ガンツの部屋にも異変が起こり、物語は激転する。戦いは新たな段階へと進む。(カバー裏表紙より引用)
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