木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2011年6月22日水曜日

されど罪人は竜と踊る 10巻 読了


されど罪人は竜と踊る 10巻 読了
~Scarlet Tide~ 浅井ラボ/著 小学館/刊 20110622初版838円 ガガガ文庫
 惨殺に継ぐ惨殺、暴力と陵辱、瞬間的な死こそが理想的と思えるほどの阿鼻叫喚。地獄に投げ込まれる存在が人ならば、投げ込む存在もまた人なり。人ならぬ存在により凄惨な死を与えられるならば、まだ諦めもつくものながら、同胞なるが故に嫌悪感もまたひとしお。
 暴力描写を目的に文章を書く人もいらっしゃるようですが、物語が目的ではないので、大抵ストーリーに破綻を生じます。著者浅井ラボはその伝で云うならば、暴力描写が目的ではないと云えます。そうなると何が目的でこれほどまでの地獄を詳細に描かねばならないのでしょうか?よほど己が存在した事に不満を憶えているのでしょうか。
 拙者は何故か9巻10巻で一つの章になると思い込んでいました。だって10巻はこんなに分厚いんですもん。嗚呼それなのに、物語はさらなる混迷へ。初めから名を告げられながら、数々のキャラクターにその名を呼ばれ、今回の物語の中心人物と思われながらも今だ物語りに登場しないキャラクターが一人。次巻に登場するのか否か、物語が終着するかも分らず、物語は混迷を深めていくのでした。

 内容紹介:待望、完全新作描き下ろし長編の続編! ペトレリカを誘拐したアンヘリオに続いて使徒たちもエリダナに集い、殺人数を競う悪夢の遊戯が開幕! 暴走するパンハイマによって死刑を宣告された奴隷頭たちが、猟犬となって街に放たれる。復讐鬼となったロレンゾも参戦し、エリダナは各勢力が入り乱れる鮮血の戦場に。暗躍するアンヘリオの邪悪な遊びは、ガユスと恋人にも降りかかっていく。エリダナを蹂躙する使徒に対峙するのは、凶王ザッハドを餌にした特別捜査官の罠。しかし、祭司に導かれた使徒たちも罠を食い破らんと猛襲。未曾有の殺戮劇場、勝利の凱歌は誰にあがるのか。
 内容(「BOOK」データベースより):ペトレリカを誘拐したアンヘリオに続いて使徒たちもエリダナに集い、殺人数を競う悪夢の遊戯が開幕!暴走するパンハイマによって死刑を宣告された奴隷頭たちが、猟犬となって街に放たれる。復讐鬼となったロレンゾも参戦し、エリダナは各勢力が入り乱れる鮮血の戦場に。暗躍するアンヘリオの邪悪な遊びは、ガユスと恋人にも降りかかっていく。エリダナを蹂躙する使徒に対峙するのは、凶王ザッハドを餌にした特別捜査官の罠。しかし、祭司に導かれた使徒たちも罠を食い破らんと猛襲。未曾有の殺戮劇場、勝利の凱歌は誰にあがるのか。(アマゾンより引用)

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