2011年6月20日月曜日
バビル2世~ザ・リターナー~ 3巻 読了
バビル2世~ザ・リターナー~ 3巻 読了
野口賢/漫画 横山光輝/原作 20110705初版533円 ヤングチャンピオン・コミックックス
かつて米国が確保したバビル2世=101のデータを元に作られた超人部隊が、バビル2世を襲う。三つの僕が一つロデムですら敵わない敵部隊が、バビル2世の弱点である再生間際の無防備な時間に襲いかかる。そこにヨミの参戦。どうするバビル2世!
セリフは少なく、コマは大きめで演出。おそらく著者野口賢の脳裏には“動画”として想像されているバビル2世の物語を、原稿にマンガとして写し取っているのではないかと思われます。現代の日本のマンガは多かれ少なかれ動画を意識しつつ、紙媒体上で動画の表現を技術的に模索し続けている、と考えられますが、野口賢は今回かなり動画としてのマンガに取り組んでいるのではないでしょうか。読んでいるとなんとなく“フイルム・コミック”的演出を彷彿します。それが成功しているのかと云うと、拙者的には疑問とせざるをえません。動画を意識するのならば“絵コンテ”もしくは“イメージボード”の方がマンガに合っているのではないかと思えます。とは云え、マンガはマンガであり、技法的にもマンガならではを模索するべきなのでしょう。
内容紹介:脅威の再生能力を持つバビル2世。その胸に多数の銃弾を打ち込まれても。戦闘ヘリ・アパッチの機銃砲で右腕が破断されても不死身の肉体は彼の傷を瞬時に塞いでいった。しかし、米国軍は解析していた。15秒の無防備。被弾から15秒間以内に止めを刺せば彼を殺害できることを。首相官邸で101部隊の強襲。頭部を撃ち抜かれたバビル2世。残り2秒で彼は再び全身にライフル弾を浴びた。
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