スチーム・ガール 読了
エリザベス・ベア/著 赤尾秀子/訳 東京創元社/刊 20171020初版1200円 創元SF文庫
編集者の手腕に釣られたと云って良いだろう。表紙のイラスト(安倍□俊)と裏表紙のあらすじで女の子が主人公のスチームパンクだろうと思って手にとってしまった。決して嘘はつかれていない。いないが、テンポと云うか歯切れが悪いと云うか、一人称が原因なのか、うーむ、原文とノリが違うのではなかろうか。
「アリータ」くらいにお金をCGに注ぎ込めれば、アリータよりも面白い映画が作れるのではなかろうか。
(以下アマゾンより引用)
内容紹介:飛行船が行き交い、甲冑型の蒸気機械が闊歩する港町ラピッド・シティ。ゴールドラッシュに沸くこの町で、カレンは高級娼館で働いている。そこへある晩、少女プリヤが逃げこんできた。プリヤに一目ぼれしたカレンは彼女を守ろうとするが、立ちはだかるのは怪しげな機械を操る町の有力者。さらには娼婦を狙う連続殺人鬼の影も……。カレンは蒸気駆動の甲冑機械を身にまとって立ち向かう! ヒューゴー賞作家が放つ傑作冒険SF。訳者あとがき=赤尾秀子
著者について:1971年コネチカット州生まれ。2005年のデビュー長編『HAMMERED─女戦士の帰還』に始まる三部作《サイボーグ士官ジェニー・ケイシー》シリーズで、ローカス賞第一長編部門とジョン・W・キャンベル新人賞を受賞。以後も短編「受け継ぐ者」(2007)でヒューゴー賞短編部門とシオドア・スタージョン記念賞を、中編「ショゴス開花」(2008)でヒューゴー賞中編部門を受賞するなど、精力的に執筆している。
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