木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2010年11月6日土曜日

ACONY(アコニー) 3巻完結 読了

ACONY(アコニー) 3巻完結 読了
冬目景/著 講談社/刊 20100922第1刷590円 アフタヌーンKC

 本業とは別に仕事を命令されて、やっと納品してきました。休日なのに。家に辿り着き一眠りしたら偏頭痛が激しく、バファリンを飲んでも治まらずUPもままならず床に就きました。閑話休題。

 さて「アコニー」。
 母親が仕事で海外へ出張してしまったため、祖父の住む“しきみ野荘”に転がり込んだ中学生“モトミ”であったが、しきみ野荘は人外が住まう魔窟であった!と云うのが粗筋みたいなモノですが、人外の魔窟ではなく、単に常識では測れない人々と接点ができただけとも考えられます。作中でもしきみ野荘以外で普通に社会生活を営む人類以外のキャラクターが登場していますし。
 下宿とか寮とかで他人と暮らす事でカルチャーショックを受けたり様々な影響を受けるのは当然なことであり、それらの体験を面白おかしく描くのは洋の東西を問わずテレビドラマやマンガの常套手段だと思います。拙者の見た狭い範囲の中での最高傑作は「マカロニほうれん荘」だと確信しています。手塚治虫の妖怪アパートに住むマンガも面白かったと記憶しています。
 しきみ野荘に小説家の父親と住む本作品のヒロイン“アコニー”の秘密が開陳される本巻、だから何って感じですかね。その後の短編連作こそが本来の姿ではなかろうかと思う次第。こんな感じであと数巻分連載すれば、それなりに盛り上ったのではないでしょうか。なんか勿体無いような気もしますが、惜しまれつつ終わるのが一番良い結末ではないかと思います。

 内容説明:永遠の13歳、アコニーと奇々怪々な住人たちによるGOTHIC BLACK APERTMENT  COMEDY 13歳から成長を止めている少女・アコニーは“しきみ野”アパートで怪奇小説家のパパとふたり暮らし。消息を断っていたママの魂もヌイグルミに宿って帰ってきた!! 一家団欒、奇妙な住人たちとの楽しいアパート生活を満喫中!(アマゾンより引用)
(アフタヌーン掲載)

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