数字で救う!弱小国家 1巻 読了
~電卓で戦争をする方法を求めよ。ただし敵は剣と火薬で武装しているものとする。~長田信織/著 KADOKAWA/刊 20170810初版610円 電撃文庫
戦争は政治の延長であり、また経済の一側面なので数式で扱うのは間違ってはいないのだけれど、その数式の当てはめ方を間違えるとベトナム戦争時の米軍みたいな事になってしまう。兵士を一人の人間ではなく、数としてとらえてしまえば無能のそしりを受けて当然だ。
よくある異世界転生で、正に頭脳だけを使って軍師として活躍する点は面白く、勝利では無い結末がまた良い。しかし勝利する事だけが国を豊かにする方法でも無いと看破する点もまた素晴らしい。
ただ最大公約数的人気を得るのは難しいような気がする。マニアックな人気が出ることを願うばかり。
(以下アマゾンより引用)
内容紹介:魔法ナシ、異能ナシ! 『数字』で学ぶ、戦争の勝ち方。<<現代の数学オタク>>と<<弱小国家のぼっち姫>>、時空を超えて二人は出会う――!! 魔法ナシ、異能ナシ! 『数字』で学ぶ、戦争の勝ち方。電撃文庫の話題作が、待望のコミカライズ!
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