2011年7月9日土曜日
妖怪HUNTER~闇の客人~ 読了
妖怪HUNTER~闇の客人~ 読了
井上淳哉/漫画 諸星大二郎/原作 新潮社/刊 20110715初版552円 BUNCH COMICS
諸星大二郎の漫画を井上淳哉がリメイク。ストーリー的には原作通り。絵が現代調に、マンガ的であった演出が映像風になりました。2時間の映画にしたら良くも悪くも正にこんな感じでしょう。
拙者が幼少の時、週刊少年ジャンプで妖怪ハンターのヒルコ編を読んだ時一人でトイレに行けなくなりました。数十年の時を経て安徳天皇の見開きページには感動で打ち震えました。子どもの時に読んでいたら、やはりトイレに行けなくなったことでしょう。
現在もウルトラジャンプ誌上において短期集中連載として妖怪ハンターの続編が発表され続けていますが、稗田先生が活躍しないのが残念。
映画化されたり、様々な場所で紹介されているので読んでみたいけど、絵柄が怖いとか好みではない方に著者井上淳哉のマンガは手に取りやすいと思われます。諸星大二郎のオリジナルから入った拙者にしてみると、生き残りの老人が踊る「鬼踊り」の《ひょこ》の中に日本が切り捨ててきた土俗的な“何か”と、天国でも地獄でもなく“此世”とは別な“常世”との繋がりみたいなものがあるような気がしてなりません。諸星大二郎は天才だ!
内容紹介:“妖怪ハンター”の異名を持つ異端の考古学者、稗田礼二郎。そんな彼のもとに、かつて稗田が大鳥町の「鬼祭り」を研究した際に協力してもらった地元青年団の二人が現れる。聞けば、彼らはその「鬼祭り」を観光事業として復活させるためにぜひ、稗田に監修を頼みたいというのだ。自らの学説の正しさを証明するため依頼を引き受け大鳥町に訪れた稗田だったが、大盛況の「鬼祭り」のさ中、突然異形の“何か”が現れる―――!!(アマゾンより引用)
(月刊コミック@バンチ掲載)
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