2011年7月17日日曜日
鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星 観了
鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星 観了
「マイティーソー」が不人気で瞬殺されそうな勢いなので見に行こうと、仕事帰りに映画館へよったら「鋼の錬金術師」を見てしまいました。シネコンの良い所と云うか悪い所と云うか…。
冒頭からアクションに次ぐアクション。大掛かりな舞台装置に映画ならではの動画枚数のかかる奥行き有る立体的アングルを縦横に走り戦う主人公達。不老不死の力を宿すと云われる“賢者の石”の秘密を追い求める錬金術師エルリック兄弟は、近年併合された国境の町で独立運動をしている少数民族の錬金術師兄妹と関わりを持つ。自立するため力を得ようとする人々と、弾圧する二つの軍事国家の思惑が複雑に絡み合う中、エルリック兄弟は自分達の正義を信じて立ち上がる。
これを映画と云わずして何をもって映画とするのか!
「鋼の錬金術師」の骨子から逸脱する事無く、本編では描かれなかった逸話として違和感なくストーリーが成り立っています。「脚本家真保裕一」凄エ!
惜しむらくは、徹頭徹尾ジェットコースタームービーであるがゆえに“タメ”が有りませんでした。数分で良いからもう少し谷に生きる少数民族達の日常と、テ-ブルシティで生きる人々の日常を写してくれるか、テーブルシティー周辺の自然の美しさを描写してくれれば全体のバランスがとれたのではないかと考えられます。恐らく上映時間の関係で削られてしまったのでしょうねぇ。
そしてこの映画の影の主役は何と云っても「機関車」ですよ。新旧アニメ版「鋼の錬金術師」の世界観として主人公の活動する国は内陸国家で軍事鉄道が縦横に走り、移動手段を鉄道に頼っているので、いろいろと描写され、原作マンガ&新アニメ版のラストはエドとウィンディの鉄道ホームでの別離でしたし、いささか“鉄”成分の多い作品ではありましたが、今回の劇場版では舞台となるテーブルシティへ移動する手段が鉄道に限られており、列車による大アクションから始まり、エンディング一日走り続ける列車と、スタッフの誰が“鉄”なんだ!?とお伺いしたいところです。
以下yahooより引用
原題: -
製作年度: 2011年
別題: -
製作国・地域: 日本
上映時間: 110分
スタッフ
監督:村田和也
製作総指揮:-
原作:荒川弘
音楽:岩代太郎
脚本:真保裕一
キャスト
朴路美(エドワード・エルリック)
釘宮理恵(アルフォンス・エルリック)
坂本真綾(ジュリア・クライトン)
森川智之(メルビン・ボイジャー)
玉川砂記子(ミランダ)
高本めぐみ(ウィンリィ・ロックベル)
三木眞一郎(ロイ・マスタング)
折笠富美子(リザ・ホークアイ)
内海賢二(アレックス・ルイ・アームストロング)
星野貴紀(アラン)
川田紳司(トニ)
木内秀信(ハーシェル中佐)
小杉竜一(サントス)
吉田敬(カルロス)
解説: 「ホワイトアウト」などの小説家・真保裕一が脚本を手掛け、荒川弘原作の大ヒットコミック「鋼の錬金術師」を映画化。錬金術というタブーに見入られた兄弟の壮絶な運命の行く末ときずなを映し出す。メガホンを取るのは、「コードギアス 反逆のルルーシュ」「交響詩篇エウレカセブン」で演出などを担当した村田和也。『東京ゴッドファーザーズ』の小西賢一がキャラクターデザインと総作画監督を担当する。劇場版らしいスケール感あふれる壮大な物語に引き込まれる。シネマトゥデイ(外部リンク)
あらすじ: アメストリスの首都セントラルにある中央刑務所から、服役中の囚人メルビン・ボイジャーが脱獄する。彼が操る錬金術に心奪われたエドワードとその弟アルフォンスは、メルビンの行方を追ってアメストリスの西側に位置するクレタとの国境へと向かう。やがてその昔「ミロス」と呼ばれていた、周囲をがけに囲まれたテーブルシティに到達し……。
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