2011年2月13日日曜日
NYビジネスマンはみんな日本人のマネをしている 読了
NYビジネスマンはみんな日本人のマネをしている 読了
マックス桐島/著 講談社/刊 20100920第1刷838円 講談社+α文庫
拙者の職場が漏水している事を近所の方からの指摘で発覚。通常業務の他に関係各所へ連絡し、“老衰”と変換されるワープロに一人苦笑しつつ残業でレポートを書き上げる。帰宅後「STAR DRIVER輝きのタクト」第19話三人の日曜日を見ようとしたら、“世界遺産”が流れて精神的衝撃を受ける。明日は週休日なのに、職場の水道管のバルブを開けにいつも通り出勤しなければならなくなった。長野の友人からは雪上レース練習の誘いを受けていたし、即売会コミティアも開催されていたのに、仕事をしなければならなかったから、いつもよりもテンションは低い所に様々な問題が持ち上がり、笑うことしかできなかった。早く寝なければ5時に起きられない。今何時だ?
さて、前作「ハリウッドではみんな日本人のマネをしている」では、著者マックス桐島のホームグラウンドである映画制作現場において、日本発の“品”ばかりでなく、人間関係や礼儀等メンタル面からありとあらゆる“日本発”が受け入れられていることが書き連ねらていてました。本書においては映画業界ばかりではなく、ビジネスマンを中心にアメリカで見聞き体験した日本発の「ソフト」をアメリカ人達が受け入れ上手く活用している話を集めてあります。
アメリカは大部分が田舎であり、都市部は北米の中でも単なる点にすぎません。その中でも僅かな日本に対し理解のある人々がいる程度に認識をせねばなりますまい。全米が泣いた、ではありませんが、日本が太平洋にあるのか大西洋にあるのか知らない人々が大半であろうどころか、日本の名すら聞いたことの無い人々も多数しる事でしょう。
まあ、文化というものは相互に往来するものであって、文化に高いも低いも無く一方通行と云う事はありえません。これだけ日本とアメリカの間で貿易がなされ、年間何百万人も渡米している現在、第二次大戦後日本にアメリカの文化の波がやってきたように、アメリカもまた日本の文化を否応無く影響を受け入れざる得ません。それでなくともアメリカ人は新進気鋭に富み、合理的で優れているものであれば受け入れる柔軟な考え方をしています。日本に限らず、良いものであればなんでも受け入れることでしょう。たまたま最近日本が取りざたされているだけなのかもしれません。
終戦直後ばかりではなく、現在も在日米軍は存在しており、日本文化に接触して帰国する軍人と軍人の家族の数は馬鹿にならないと思います。
他国の評判を気にするのは、おそらく戦前あれだけ自国を誇っていた日本人(主に軍人)が敗戦により一気に意気消沈しまくり、その時受けたトラウマが未だ癒えていからだと思います。だからと云って、同じアジアの隣国を眺めてみれば、裏打ちの無いプライドほど醜いと感じる今日この頃。まるでかつての日本人の振る舞いであったろう姿を見せ付けられるのは、なんとも居た堪れなくなります。他人の振り見てわが振りを直さねばなりますまい。
内容説明:世界経済の中心で起こる日本化を徹底分析!NYビジネスマンにとってメルセデスでなくプリウスを選ぶなんていうのは、もう当たり前の話。日本のソフトパワーと「心」は、ついに世界の経済の中心も変えた!
内容(「BOOK」データベースより):米製和語の「ハンチョー」ってどんな意味なの!?ビジネス作法もマーケティングも日本式が主流に!大反響を呼んだベストセラー『ハリウッドではみんな日本人のマネをしている』の第2弾。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) マックス桐島:1956年、神奈川県に生まれる。日本人有数のハリウッド・プロデューサー。DENピクチャーズ社長兼CEO。上海SJSスタジオ・マネージングパートナー。大手スタジオ作品1本を含むハリウッド映画14作品をプロデュース。「ブルーヒル・アベニュー」でアカプルコ国際映画祭最優秀映画賞を受賞。UCLA映画学科で映画製作を専攻したあとハリウッド俳優に。その後、ハーバード大学でビジネスを学び、1990年、映画ビジネスを始める。日本のコンテンツをハリウッドに逆輸入するビジネスも精力的に進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(アマゾンより引用)
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