木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2019年9月25日水曜日

傭兵団の料理番 4巻 読了

傭兵団の料理番 4巻 読了
川井昴/著 主婦の友社/刊 20171130第1刷620円 ヒーロー文庫
 転生して若者達が率いる傭兵団に拾われたシュリは、人柄と鍛えた料理の腕で傭兵団のピンチを救い、シュリに関わる人々を笑顔にしていくのであった。ゆくゆくは傭兵団を母体に大陸は統一していくのであるが、それはまた別な話(でも無い)。
 ネット小説で人気を得て商業出版された本書。ネットの連載も続いており、主要な登場人物やストーリーは同じながら、主要メンバーが増えていたり、パラレルな展開をしている。基本的にネット連載に適した短編連作型をしていたが、書籍シリーズにおいては一冊のエピソードとなっている。
 さて、オリーブの実が文明をつくった云って良いくらい古くから人類と共にあった有用な植物が、いくら異世界とは云え、まさか利用されずにいたとは信じ難い。もともとオリーブの木が無かった世界に持ってきた人がいたが、利用方法を伝える前に消えたと云うならまだわからなくはないが、ご都合主義にしか描かれていないのが残念。ファンタジーと云えばファンタジーだから良いんだけども、大嘘をつくには細やかな真実を塗さねば、物語が醸せんなぁ。
 また海辺の民が経済的に支配されている背景も少々弱い。
 そんな些細な事は置いといて、主人公が命をかけて、己の知恵と勇気で難事を乗り越え、敵であった人々とも絆を結んでいく姿は爽快だ。

(以下アマゾンより引用)
 内容紹介:絶望的な戦況を一気に逆転させた料理の力とは? 普通の青年が英雄・食王となる歴史を覆す偉業を目撃せよ!
ニュービストでの騒動を終わらせたシュリたちガングレイブ傭兵団は、
来たる冬へ向け、別の街で年明けを待つことにした。
到着した街で休息を取る傭兵団の元に地元領主が訪れて戦の依頼をする。
ガングレイブは気乗りしなかったものの、戦の規模と報奨金の額を提示され、
冬越えに支障はないと依頼を受けた。
しかし、これが後に大きな後悔となる。
条件になかった領主の息子の帯同、提案の無視、
罵倒、デタラメな戦略で戦況は悪化し、
ついには敵の得意な山中へおびき寄せられる。
相手の絶え間ない奇襲と強襲。
しかも領主の息子が勝手に戦線を離脱。
ガングレイブ傭兵団は戦場に取り残されてしまうのだった。
 内容(「BOOK」データベースより)ニュービストでの騒動を終わらせたシュリたちガングレイブ傭兵団は、来たる冬へ向け、別の町で春まで過ごすことにした。到着した町で休息を取る傭兵団の元に、地元領主が訪れて戦の依頼をする。ガングレイブは気乗りしなかったものの、戦の規模と報奨金の額を提示され、冬越えに支障はないと依頼を受けた。しかし、これが後に大きな後悔となる。条件になかった領主の息子の指揮、提案の無視、罵倒、デタラメな戦略で戦況は悪化し、ついには敵の得意な山中へおびき寄せられる。相手の絶え間ない奇襲と強襲。しかも領主の息子が勝手に戦線を離脱。ガングレイブ傭兵団は戦場に取り残されてしまうのだった。
 著者について■川井 昂(かわいこう):広島県在住。本作にてデビュー。
■四季童子(しきどうじ):『異世界迷宮でハーレムを』(ヒーロー文庫)、『フルメタル・パニック! 』、『セブン=フォートレス』、
『モンスターコレクション』などのイラストレーションで知られる人気イラストレーター。
 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)川井/昴
『傭兵団の料理番』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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