天空の防疫要塞 読了
銅大/著 早川書房/刊 20190425発行900円 JA1369
遙かなる未来、辺境の植民惑星に人類の天敵が来襲する。辺境であるが故に備えも少なく、少年少女が最前線に立つ。
解説を著者銅大の盟友とも云うべき鷹見一幸が書いている。正しく「解説」しているので、解説だけでも読む価値はある。
本書に巻数は振られていないが、伏線の数々が回収されていないので、シリーズ化満々と見受けられるが、要は売れるか売れないかなのだろう。是非売れて欲しいが、本屋の棚を見ると増刷されているようには見受けられないのが残念だ。
本書は2部構成になっており、第1部は物語の発端が描かれており、第2部からが主人公達の本当の冒険譚なのだろう。売り上げとは別の、出版文化を育む意味で編集部の英断を期待したい。
(以下アマゾンより引用)
内容紹介:辺境の惑星〈プリル〉に星間連盟の探査船が到来した。だがそれは銀河中心核からの侵略者〈空食い〉との戦いの始まりでもあった!
内容(「BOOK」データベースより)辺境の惑星“プリル”に、星々を結ぶ銀河回廊を開いて星間連盟の探査船が到来した。銀河回廊の開通により、辺鄙な農業惑星はめざましい発展を遂げる。だが、銀河回廊がもたらしたのは繁栄だけではなかった。銀河中心核から侵攻してくる恐るべき敵、“空食い”もまた襲来したのだ。防疫要塞から派遣された教官のもと、体内にナノマシンを入れて特殊能力を得た少年たちは、義勇防疫団員となって強大な敵に戦いを挑むが…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)銅/大:1964年生まれ。TRPGデザイナー、作家。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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