だるまランド
白河市内、小峰城(JR白河駅)の東にある「だるまランド」(旧渡邊だるま製造所)へ行ってきました。
白河だるまと云うと福島県内では有名なのだが、他県ではどの程度の知名度なのだろうか。高崎みたいに北関東一円で有名と云うほどでもあるまい。
だるまを作る作業所兼店舗が2店残っているので、江戸時代この地区は職人町だったと推測できるが、現在道の拡幅が行われており、昔日の風景を思い浮かべるよすがも無くなってしまった。たまたまだが、GooGleビュアーを見ると今日の時点で拡幅前の風景を見る事が出来た。
道の拡幅にあわせてだろう、渡辺だるま製造所は家屋を大改装して作業場や展示場、ジュースやアイスの販売、土産物コーナーと規模はかなり小さいが“だるま”をテーマにした“道の駅”のようなところにしてしまった。
社長さん大決断したねぇ。
“だるま”を含めた伝統産業そのものが斜陽産業なわけで、令和や21世紀に生き残ることが出来るかと云うのはかなり悲観的と思うのが普通。しかしあえてここで敷地内をほぼ作り直して観光業へと舵取りをして集客目指して、攻めに打って出るとは、凄いとしか云いようがない。拙者だったら精々ネット通販に力を注いで、海外へ売り込みをするくらいしか思い浮かばない。
資金集めや建物のデザインを考えると数年かけていておかしくない。このだるまランドがオープンしたのは今年の7月だそうだから、コロナ前から予定して、この不況真っ只中での門出となってしまったのだろう。なんと不運な。
さて、そんなだるまランドに何故来たかと云うと、拙者の相棒が職場の女の子から白河へ行くのなら、だるまランドで販売中の酪王乳業印の赤べこを買ってきて欲しいと依頼されたかららしい。その娘は赤べこを集めているんだって。ガチャの赤べこもコンプリートしているらしい。福島県内では赤べこのガチャも売られているのだ。
酪王乳業印の赤べことは珍しい。
何に着想して企画はどこから出てきてどうデザインされて作られていったか、是非NHKの番組ででも特集を組んでもらいたいところだ。
店舗内には販売されない展示用のだるまが飾られている。
変り雛ならぬ変わりだるまの数々も。版権の問題なのだろうが、ガンダムやウルトラマンだったら売れると思うけどねぇ。“光の国”姉妹都市の須賀川市も隣だし。
敷地内の蔵にはだるま神社が鎮座していた。どこから何を招魂したのだろうか?いや招いたわけではない屋敷神なのかな?神道にはルールが無いから融通無碍に何でも出来る。だるまをご神体にしてもモーマンタイ(無問題)。いや達磨大師だからこそのご神体なのか?
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