木更津駐屯地航空際

木更津駐屯地航空際
2019年12月8日木更津駐屯地航空際にて撮影

2010年11月30日火曜日

ADAMA 5巻 読了

ADAMAS 5巻 読了
皆川亮二/著 講談社/刊 20101119第1刷600円 イブニングKC
 帯の推薦文に声優古谷徹の推薦文が。ジェネラル・ジンの声には確かに古谷徹合いそうですね。ここであえて、タキシード仮面の声で読んでます(笑)、と書かれた文言が気になりました。セーラームーンの最初の敵幹部は宝石の名を冠したキャラクターだったので、“宝石使い(ジュエルマスター)”に連想してのことなのでしょうか。
 ストーリーはマカオのカジノを舞台に敵組織であるシャニの首領ジェネラル・ジンと共同戦線を張る「アレキサンドライト・ワード/秘めた思い」。そして現在の宝石生産地であるアフリカを舞台に、悲惨な境遇に貶められている少年兵を描く「ダイヤモンド・チャイルド」の二編を収録。特に「ダイヤモンド・チャイルド」に至っては、直接“宝石使い”の物語に絡むストーリーではありませんが、その内容に至っては圧巻としか云いようが無く、エンターテイメントに徹していながらも作者の腹の中でグツグツも燃え上がる熱いマグマの脈動を伝える展開となっています。映画「ブラッド・ダイヤモンド」もついでに見るのをオススメします。
 奥付には無いのですが、表紙には「脚本/岡エリ」の名前が。この場合書誌情報としてはどうすれば良いのでしょうかね?

 内容紹介:謎めく能力をあやつる最強の“宝石使い”ジェネラル・ジン。その秘密の一端がついに明らかになる!!(カバー裏表紙より引用)
 依頼を受けたマカオのカジノで待っていたのはジェネラル・ジンとの直接対決!さらに少年兵問題などを含む宝石界の闇・紛争ダイヤを描いたシリーズ最大の戦いも収録(帯より引用)
(イブニング掲載)

2010年11月29日月曜日

ハガワの異常な愛情 読了

ハガワの異常な愛情 読了大羽 隆廣/著 芳文社/刊 20100831初版590円 芳文社コミックス
 作者の前知識無く、表紙惹かれる何にかがあったのと、幸い袋に入っていなかったため中身をピラ見て少なくとも水準以上のクオリティと、何やら薀蓄っぽさ(作者の拘り)を感じたのとで購入。最新刊コーナーではなかったが、まさか8月発売の本とはしりませんでした。何故か脇に並んでいて、もともと購入をしようとしていた道満晴明の新刊を買い忘れてきました。
 ストーリーは期待通り。昆虫好きなマンガ家“羽川タロウ”に何も知らない担当者“水田礼子”が付き、マンガ家に振り回されつつ昆虫の素晴しさを読者に伝える黄金パターン。ただし、マンガ家と雑誌担当者という設定を生かしきれず、製作者サイドも何か思ったのか、ラストエピソードとして水田礼子に新たな人生を歩ませてしまいます。何となく未消化のようで気になります。
 第二話蟻地獄ですが、アリジゴク(ウスバカゲロウの幼虫期)には肛門は無く排泄をしないと描かれており、確かに昆虫図鑑等にも定説として書かれているのですが、最近小学生だか中学生だかの夏休みの自由研究で賞をとったレポートの中にアリジゴクが液体は排出していると云うものがあったそうです。私が習った多くの先生方も、教科書を鵜呑みにするな常に疑ってかかれ、と良く云っていましたが、確かにその通りなんですねぇ。自分の目で確かめるのが大事と云う事なのでしょう。
 昔自宅のトイレの窓枠にトックリバチが巣を作りまして、作中に紹介されているキアシトックルバチではなかったのですが、それは見事なトックリを三つ四つとあれよあれよと云う間に作り上げ、タマタマ拙者の目撃時に幼虫の餌にする毛虫を抱えてきてスルスルスルとそれは手際よく壷の中に入れてしまいました。毛虫が生きたまま幼虫に喰われる!と思った瞬間気持ち悪くなり、巣を壊してしまいましたが、棒で突っつくくらいでは壊れずハンマーと金属棒をタガネにして壊しました。それ以来壷は作られていません。
 昆虫のTV番組や薀蓄話は面白く聞けるのですが、実物を眼にすると、あまりにも精巧に作られたマシーンぽい生物(ナマモノ)なので、じっくり見ていると気持ち悪くなります。子供の頃はそんなこと無かったんですけどねぇ。
 内容紹介:アレを愛しすぎた男の波瀾万丈記!「眠れる昆虫魂を民草に呼び起こすのがボクらの使命だ!!」と息巻く、昆虫愛好漫画家・羽川タロウの度を超えた愛と、それに力一杯つきあわされる担当編集者・水田礼子。この物語は彼らの異常な日常の記録である。(アマゾンより引用)

2010年11月28日日曜日

よつばと! 10巻 読了

よつばと! 10巻 読了
あずまきよひこ/著 アスキー・メディアワークス/刊 20101127初版600円 DENGEKI COMICS
 5歳の“よつば”ちゃんはお父さんとの二人暮し。お隣さん家にお邪魔したり、お父さんと友達と遊んだり毎日が大忙しです。 各地各界で大絶賛の第10巻目。著者あずまきよひこは本当に良く幼児を観察しているなぁ、と感心することしきりですわ。 魅力を語ろうとすればするほど失敗するような気がするので、とにかく読め!ともかく買え!損はしないぞ。
 世間話。
 小倉神社の帰り道、国道49号線を猪苗代湖から郡山市へ向け走行中、常磐熱海駅周辺の旧49号との分岐点にある白河ラーメン「麺屋 正遊」に寄ってみました。知人K氏による上手いとの評を今回小倉神社へ連れて行ってくれた相棒が憶えていたからでした。白河ラーメンは東京ラーメンと同じ醤油ラーメンです。メニューは中華そばとチャーシューメン(大盛りあり)の二種類のみ。拙者はチャーシューメンを頼んでみました。チャーシューの他はノリ、ナルト、ホウレンソウ、ネギ、のシンプルにしてオーソドックスな構成。手打ち中華そばと暖簾に書かれている通り、麺が手打ちならではの不揃い。拙者的にはやや柔らか過ぎの感じがしました。味もとてもシンプルな醤油スープですが、なんと云っても水が美味しいので、スープがすっきりと醤油の味をストレートに伝え、なんとも懐かしい感じがしました。冬季限定メニューとして味噌ラーメンが12月から始まるらしいので、相棒が車を出してくれるなら食べに行こうと思います。

2010年11月27日土曜日

ミニスカ宇宙海賊5 白銀の救難船 読了


ミニスカ宇宙海賊5 白銀の救難船 読了

笹本祐一/著 朝日新聞社/刊 20101130第1刷1000円 ASAHI NOVELS
 シリーズ第5巻。1巻2巻3巻はシリーズながら、エピソードは完結しています。4巻目で続きモノとなり、5巻目でも終わらず6巻に続いてしまいました。話が広がっちゃったんでしょうね。
 現在は殖民惑星の名門高校ヨット部練習船オデットⅡ世であったが、かつては海賊船としてまた惑星間戦争時に使用された軍艦でもあった。赤色巨星を超新星化するらしい謎の組織の暗躍は、オデットⅡ世をも狙ってきた。女子高生ヨット部員でありながら現役の海賊船長“加藤茉莉香”は部員と配下とそして同業者を引き連れて謎の敵が陣取る赤色巨星へと向かうのであった。と云うのが4巻までのストーリー。5巻では敵の存在が確定されただけで、ストーリー的には進展無し恒星軌道上での戦術的艦隊戦を繰り広げる話でした。
 2011年テレビアニメ化だそうです。祝! でも、未知の相手との読み相とか、囲碁や将棋のような限定された航路をとっての駒の進め方などの小説ならではの部分が削られてしまうとかと、やや不安と寂しさを感じてしまいますが、代わりにどのような見せ場作ってくれるのか楽しみになります。
 内容紹介:偽の黒鳥号を陽動に使って超新星爆弾の脅しをかけ、かつての白鳥号、今のオデットII世を手に入れようとする敵の意図と正体は!? 茉莉香が指揮する弁天丸は星系連合軍と海賊が共同で警戒網を張る赤色巨星の空域へ向かい、茉莉香の母・梨理香はオデットII世に乗り込んで、囮役を引き受ける。新旧キャプテン母娘の華やかな共同作戦が始まった──アニメ化決定の快調シリーズ、書き下ろし第5弾。

 内容(「BOOK」データベースより)偽の黒鳥号を陽動に使って超新星爆弾の脅しをかけ、かつての白鳥号、今のオデット2世を手に入れようとする敵の意図と正体は!?茉莉香が指揮する弁天丸は、星系連合軍と帝国艦隊との連携作戦で赤色巨星の空域へ向かい、母・梨理香はオデット2世に乗り込んで囮役を引き受ける。新旧キャプテン母娘の華やかな共同作戦が始まった。アニメ製作進行中の快調シリーズ、書き下ろし第5弾。  著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)笹本 祐一:1963年東京に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)(アマゾンより引用)

2010年11月26日金曜日

神曲奏界ポリフォニカ ザ・ブラック 読了

神曲奏界ポリフォニカ ザ・ブラック 読了
米村孝一郎/著 大迫純一/原作 フレックスコミックス/発行 ソフトバンク クリエイティブ/発売 20101120初版571円 Flex Comix
 約一年と半年ぶりとは云え、著者米村孝一郎の作品を毎年読めるのは喜ばしい。月刊誌ながらも連載は不定期。それでも今年は3,7,9、11月と隔月刊掲載。今巻の見せ場である街中でのアクションシーンの背景が著者らしい細やかさが欠けているのは、やはり時間が足りないのでしょうか。早く読みたいけど、質が高さを要求するなら時間が必要。このアンビバレンツは致し方ないとは云え焦燥感で胸を掻き毟りたくなります。 舞台は人間が精霊と契約をかわす「神曲奏界」。人間と精霊を繋ぐ重要なファクターが「音楽」なのですが、この「ザ・ブラック」の世界はリアルにハードボイルドなので、神曲奏界である必要があるのか!?と思えてしまいます。単身楽団がいよいよ開封!そして人を見守る精霊達の姿が。今後の展開が愉しみです。 本書あとがきで初めて知りましたが、原作者「大迫純一」氏が死去されたそうです。黙祷。

  内容紹介:多角的にシェアードワールド展開中のポリフォニカワールド!ルシャゼリウス市警察"精霊課""刑事・マティア&マナガのコンビが難事件に挑むハードボイルドな作風で人気の"黒"のポリフォニカをコミック化!  ある閑静な住宅街で殺人事件が発生した。被害者ソガノ・キャリアダの娘・マカリーンに目撃され、殺人現場から消えたのは、かつて被害者の契約精霊だったというレオンガーラ・ジェス・ボルウォーダンだった。キャリアダの葬儀に現れ、再び消えたレオンを追う精霊課刑事マナガとマティア。果たして彼は犯人なのか――!?(アマゾンより引用)(Flex Comixネクスト掲載)

2010年11月25日木曜日

石原豪人 読了

石原豪人 読了
[新装版]~「エロス」と「怪奇」を描いたイラストレーター~ 中村圭子/編著 河出書房新社/刊 20040730初版20100830新装版初版1600円 らんぷの本
 40年代に少年時代を過した者にとって少年マガジンや妖怪怪物本のイラストを見れば必ず懐かしさに声を上げることでしょう。怖いのにまた見てしまう恐怖に魅かれるイラストの数々。しかし、大人の目で当時のイラストを見てみれば、確立された技術力に裏打ちされた「絵」としての美しさに魅了されます。内容もさることながら、子供心にもそんな「絵」としての上手さにに心惹かれたのではないでしょうか。
 石原豪人は大正12年(1923年)生まれ、17歳で大陸に渡り現地召集もされ兵役を経験、現地除隊後帰国。この辺りの波乱万丈な物語は「箆棒な人々」に詳しく掲載されています。果たして本当のことなのかは本人が知るのみ。帰国後は映画の看板描きから絵に携わる仕事に携わり、昭和二十年代末から挿絵家としてデビュー。以後平成10年(1998年)に死ぬまでイラストを描き続けます。
 これほど少年誌少女誌で読者に影響を与え、ホモ雑誌SM雑誌、昭和60年代以降のサブカル系に至る幅広い画業にもかかわらず、その業績をまとめた書籍が無く、本書河出書房新社のらんぷの本が唯一ではないでしょか。
 そのセンスたるや、現在においても何ら古臭さを感じさせず、写実性とは異なるイラストとしての美しさを表現しているような気がします。
 本書に竹熊健太郎と『クイック・ジャパン』創刊編集者の赤田祐一のインタヴューも掲載されています。本書と共に「箆棒な人々」の石原豪人と竹熊健太郎の対談を読む事をオススメします。

2010年11月24日水曜日

箆棒な人々 読了

箆棒な人々 読了
~戦後サブカルチャー偉人伝~ 竹熊健太郎/著 太田出版/刊 19980807第1刷1800円 
 目次
現世はすべて神の遊戯 康芳夫 対談 7-106
画怪人かく語りき 石原豪人 対談 107-192
憎むな!殺すな!赦しましょう! 川内康範 対談 193-272
ダダの細道 糸井貫二 対談 273-338

 雑誌『クイック・ジャパン』に連載されたインタビューをまとめた本。
 1998年の時点での本として認識してください。現在は河出文庫で入手可能。
 康芳夫は今で云えば“イベント・プロデューサー”ですか。モハメド・アリの世界ヘビー級公式戦やアリVS猪木異種格闘試合のプロモーターであり、ネッシー捕獲探検隊、謎の猿人類オリバー君来日イベント、ノアの方舟探索プロジェクトを企画、また「家畜人ヤプー」の出版プロデューサーでもある人です。'60年代後半から'70年代に少年時代をおくった人ならば、康芳夫は知らなくとも、これらイベントの数々には心ときめかしたのではないでしょうか。
 石原豪人はイラストレーターとして有名。彼の絵は必ずどこかで目にしているはずです。詳細は後日。
 川内康範はこのブログを読むであろう人々にとって「月光仮面」を作った人であり、「レインボーマン」「ダイヤモンドアイ」に携わり「コンドールマン」にも関係しているのかな。さらに小説家や作詞家でもあり、森進一の「おふくろさん」騒動でこの人まだ生きていたのか!と思った方々も多かったことでしょう。また政治活動にも関係しており、多才にして多方面で大活躍した人であります。信念の「生涯、助っ人」はまた墓碑にも書かれたとか。
 糸井貫二は通称「ダダカン」として知られており、やはり'70年代のサブカルに興味がある人々にはパフォーマーとして名だたる存在です。拙者も何処かで聞いた記憶があるのですが、詳しく知ったのは本書が始めてでした。
 タイトル「箆棒な人々」の"箆棒"につていまえがきで著者竹熊健太郎自身による解説がなされているので、以下余談ではありますが、"永田式翻訳術"(予備校講師)で考えると、"箆棒"は強めの副詞であり「鬼の様に」と訳してしまえば意味は通じるわけです。「鬼の様な人々」。
 ここに出ている人々は“鬼の様な”生き様の人々なわけです。多くの人々の記憶に残り、少なからずの人々の生き方に影響を与えた人々でもあります。日本の正史に名は出てこないけれども、大衆史の中には必ず顔を出す人々であり、ある時代を体現する人々でもあります。彼らへのインタビューは、著者竹熊健太郎が子どもの頃に不思議に思った出来事や印象に残った何かを紐解く作業でもあります。それ故にインタビュアーの気迫も尋常でなく、凡百のインタビュー集とは一線を画す出来の良さなのです。インタビューに対談している人が凄い人生を送っているのは当然として、インタビュアーもまた対象者に喰らい付いて行くのが素晴らしい。ただこの素晴らしさは行間にあるものなので、具体的に何が凄いかは指摘できかねます。
 竹熊健太郎と云えば「サルでも描けるまんが教室」が有名。漫画家相原コージとともに、己自身をキャラクターとしてマンガ界に打って出るストーリーを縦軸に既成のマンガや出版業界のウンチクを語る作品でもありあました。機会無くブログ上で紹介していませんが、是非とも人にオススメしたいマンガでもあります。「バクマン。」を先取りしたような内容であり、「まんが道」に影響されたと何処かで発言していたような気がしますがさてはて。
 雑誌『クイック・ジャパン』の創刊に至る経緯もあとがきに掲載されているので、興味の有る方には一読をオススメします。拙者にとって『クイック・ジャパン』は消えた漫画家を追いかける取材記事が、地に足をつけたルポルタージュとしてとても面白く、初期に購入していました。また著者竹熊健太郎によるエヴァンゲリオン監督の庵野秀明ロングインタビュー「庵野秀明パラノ・エヴァンゲリオン」「スキゾ・エヴァンゲリオン」もこのブログ「がちょーん」の中でも度々引用させてもらっています。サブカルチャーを扱っている『クイック・ジャパン』ですが、アキバ系よりも下北・吉祥寺系へと流れていったので、拙者も離れてしまいました。
 物語とは「生き様」を描く、と云うのが拙者の主題であり、マンガであれ映画であれ「生き様」がどう描かれているかが拙者の観点になっています。その意味で、現実の人でありながら、まるでドラマの主人公の様な波乱万丈の人生を送る人々の背中は見る価値があると思います。己がそんな人生をおくれないからこその興味も湧いてきます。
 70年代サブカルチャーに興味の有る方には是非ともご一読をオススメしたい。


 北朝鮮の韓国砲撃が23日に為されました。川内康範の「憎むな!殺すな!赦しましょう!」を今こそ実践するべきだと思います。ただし川内康範自身が述べている通り、逆恨みを防ぐ為にも喧嘩相手は徹底的に叩きのめす必要があります。