高1ですが異世界で城主はじめました 13巻 読了
鏡裕之/著 ホビージャパン/刊 20180401初版667円 HJ文庫
務めて単純にまとめると“太閤伝”みたいな話。もしかして太閤伝とは何かから説明しなければならない訳ではあるまいな。立身出世の展開だと云う事だ。ただライトノベルらしい展開なので、野望とか不満の解消のために何かをするわけではない。あくまで主人公は受身なのだが、身の回りに持ち込まれる厄介ごとを処理している内にとうとう異世界の国際政治にまで関わらざる得なくなってしまうのだ。
隣国マギア王国の新たなる若き国王は潜在的脅威として空を制するヴァンパイア族と主人公ヒロトを認識し、敵対行動をとる。また周辺国家もヒロトの属するヒュブリデ王国の力を削ぐために暗黙のうちに同調を開始する。一方ヒュブリデ王国内の大貴族を中心とする保守勢力もヒロトの足を引っ張ろうと、外敵と手を結ぼうと暗躍を始める。折りしも偶然、マギア王国の貴族がヴァンパイア族に殺されてしまう事件が発生し、ヒュブリデ王に外圧と内圧がかかる。様々な枷がかけられ身動きとれなくなるヒロトに起死回生の策はあるのか?
チートで異世界なライトノベル勧善懲悪展開なので、主人公は知恵と勇気と友情(愛情)で危機を乗り越え、その危機すら己の糧とするのは判っているけど、どうやって物語が展開していくのか、そこが作者の腕の見せ所。著者の上手さがページを捲る楽しさを盛り上げてくれる。
(以下アマゾンより引用)
内容紹介:隣国マギアの難問にヒロトはどう応える?ヒュブリデの東に隣接するマギア王国は、名君が治める平和な国だった。しかし名君が倒れ、ヒュブリデを危険視するウルセウスが後を継ぐ。ウルセウスはヒュブリデ最強の楯であり矛でもあるヴァンパイア族の力を削ぐため、ヒロトを封じようと考える。更に2人の忠臣を近隣のレグルス国とピュリス国に派遣。ヒュブリデ王に対してヴァンパイア族への足枷を要求するが、ヴァンパイア族とマギア人が衝突し、事態は紛糾する……。国際政治の台風の目となってしまったヒロトの活躍を描く異世界召喚ファンタジー、第13巻! !
内容(「BOOK」データベースより)ヒュブリデの東に隣接するマギア王国は、名君が治める平和な国だった。しかし名君が倒れ、ヒュブリデを危険視するウルセウスが後を継ぐ。ウルセウスはヒュブリデ最強の楯であり矛でもあるヴァンパイア族の力を削ぐため、ヒロトを封じようと考える。更に2人の忠臣を近隣のレグルス国とピュリス国に派遣。ヒュブリデ王に対してヴァンパイア族への足枷を要求するが、ヴァンパイア族とマギア人が衝突し、事態は紛叫する…。国際政治の台風の目となってしまったヒロトの活躍を描く異世界召喚ファンタジー、第13巻!!
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)鏡/裕之:滋賀県立膳所高校を経て、北海道大学文学部英文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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