居酒屋ぼったくり 10巻および11巻完結 読了
10巻:秋川滝美/著 アルファポリス/刊 20181005初版1200円
11巻:秋川滝美/著 アルファポリス/刊 20190305初版1200円
10巻では居酒屋ぼったくりの店主"美音"の結婚が本決まりとなり、結婚後の生活と住まいをどうするのかで、ご近所さんと居酒屋の常連客を巻き込んでの日常の騒動を描いた人情劇。そして11巻では美音の結婚の顛末と新装開店した居酒屋「ぼったくり」で物語は完結。しかし番外編が2019年11月に刊行された。
11巻において居酒屋は休業中なのに、酒と食事を物語に絡めて起承転結の中篇を生み出すその技術に脱帽。しかも常に新しい酒と食事を紹介するのも凄い。
BSでドラマを放送したらしいけど、地上派でも放送してくれないだろうか。それとも地上派では放送できないほどの出来だったのだろうか。
10巻の「黄ばんだ図面」で呑まれていた「大七酒造」だけど、地元福島の昭和の時代は大量生産品の代名詞みたいなお酒だった。平成になり社長も代わったら品評会では賞をバンバンとるようになるし、海外へは積極的に売り込みをするし、酒蔵を改造して観光客を呼び込むようにして(土日は休み)、昔ながらの造り酒屋から脱却した二本松の一大企業となっている。拙者はまだ呑んだ事が無い。拙者のイメージとしては東北本線沿線の山に見える“酒は大七”の白い文字だけの看板だけだ。
(以下アマゾンより引用)
10巻説明
内容(「BOOK」データベースより)東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第10巻!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!
11巻説明
内容(「BOOK」データベースより)東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―。旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、感動の最終巻!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)秋川/滝美:2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、「いい加減な夜食」にて出版デビューに至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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