大根はエライ 読了
久住昌之/文・絵 福音館書店/刊 20180115第1刷1300円 だくさんのふしぎ傑作集
月刊たくさんのふしぎ20030901発行
小学中級から
"大根"を誉め殺そうとする本ながら、そこは久住昌之、軽妙洒脱に物騙る。
久住昌之と云えば、最近はTVドラマ「孤独のグルメ」のふらっとクスミコーナーで原作者として顔を出しながらドラマに登場した飲食店を誉めまくっている飲兵衛のオジサンみたいなイメージがあります。拙者にとっては今は亡き友人から強く勧められて読んだ「かっこいいスキヤキ」が一番印象に残っています。そしてご他聞に漏れず本書もまた大根を使った料理が紹介されています。でもあくまで小学生向けに描かれた本なので、あっさりとですが。
「大根はエライ」のは当前ですが、拙者にしてみれば"大根の葉っぱはもっとエライ"と云いたいところ。塩もみにするだけでご飯を丼で食べられちゃいますぜ。納豆や味噌汁にいれれば最強ですな。ネギの代わりに色々と使うのが好き。嗚呼、そんな事を書いていたら食べたくなってきた。葉っぱだけ売っていないかな。
(以下アマゾンより引用)
内容紹介:日本の食卓には、毎日のように大根が登場します。おでんに、漬けものに、みそ汁。大根おろしに、刺身のツマ。大根は、日本でもっとも食べられている野菜のひとつです。それなのに、大根はどこか奥ゆかしい感じがします。メインの食材を引き立てるため、脇役に徹しているよう。たとえば、薬味として主菜の味を引き立てたり、いっしょに煮たものの味を引き立てたり……。大根は、もっと主張してもいいのではないか? 「オレがいちばんだ!」……と。でも、大根の生き様を考えるうちに、「派手に生きるだけが人生じゃないぜ!」と教えられているような気がしてくるのです。作者は、漫画『孤独のグルメ』原作者でおなじみの、久住昌之さん。大根の活躍と、その生き様を、ユーモアたっぷりに描きました。
内容(「BOOK」データベースより)日本でいちばん食べられている野菜、大根。生でも煮てもおいしいけど、味の引き立て役に徹しているような奥ゆかしい感じがします。大根は、もっと主張してもいいのでは…。2019年第24回日本絵本賞受賞。
著者について 久住昌之:1958年東京生まれ。法政大学社会学部卒業。美学校にて赤瀬川原平に師事。1981年、泉晴紀と組んだ「泉昌之」名の短編マンガ「夜行」(ガロ誌)でデビュー。『中学生日記』(Q.B.B)で第45回文藝春秋漫画賞を受賞。『孤独のグルメ』(谷口ジローとの共著)や、『花のズボラ飯』(水沢悦子との共著)など、話題作を多数発表している。
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